花粉症のシーズンがやってきました。
患者さんの中でも続々と発症の報告がなされています。
早い人は1月中旬からでしたが、増加ペースからみて、完全に花粉症シーズンの到来ですね。
それに伴い、いわゆる「花粉かぶれ」の患者さんが沢山受診しています。
特徴は目の周りから頬部にかけての症状。
左右差は無いこともありますが、時に明らかに異なることがあります。
なぜそうなるのか?理由はいくつかあります。
まず発生の原因は花粉そのものである可能性。
花粉症は花粉の中に含まれるタンパク質に対するアレルギー。
ということは目や鼻だけでなく、理論的には皮膚に対しても発生する可能性があります。
もう一つはひっかくことによる影響。もしくはこすりつけに対する影響ですね。
掻爬することで皮膚に炎症が発生し、それが更に掻爬するという悪循環に突入します。
それで悪化する
左右の差が大きな人はひっかきの影響。
差の少ないひとは花粉そのものに対する反応。
なんて可能性ありますけど、はっきりとはしません。
治療はステロイドなどの抗炎症が目的となります。
同時に花粉症そのものも抑える必要があるんですけどね。
なので、皮膚科から飲み薬や目薬などを処方する場合もあります。
だって治んないんですもの。
実は結構眼科、耳鼻科で見過ごされている花粉かぶれ。
また、市販薬でもなかなか抑えることが出来ません。
目の周りが荒れてきてヒリヒリしたり、痒くなるようでしたら
一度皮膚科を受診することも考えて見て下さい。
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