書店でこの本を久々に目にしました。
何周目かの流行りなのでしょうか、岩波文庫のほか、マンガ、そしてついに解説本まで出ました。
解説するのは、ご存知池上彰さん。
そして、出張授業先が武蔵中学というのも納得です。開成には向いてないでしょうね・・
とても古い本で、初版は1937年、なんと戦前です。私自身は中学生の時に読んだ記憶はありましたが、当時はなんだかめんどくさい本だな、位しか思いませんでした。
今回、約30年ぶりに読む前に、先に池上解説を読んでみました。
こちらは、NHKで2011年から続いている、『100分de名著』の特別授業です。テレビでの放送はないそうなので、NHKテキストのみになります。
結論から言えば、解説を読んでからのほうが、くじけずに読了出来る気がしました。
自分自身がまだまだ人間として未熟者ですので、物事の捉え方が一辺倒であることを痛感。
それでも、中学や高校の時なら受け入れることが難しかったり、腹を立てたりするようなエピソードも、歳を重ねたことで許容出来るようになっている事も発見。
まだまだ器は小さいままですが、多少の伸び縮みは出来るようになったのでしょうか・・
10年に一度くらい読み返してみると、読む人それぞれの人生と相互作用を起こして、また違った想いを起こさせてくれるような気がします。
お正月休み、解説と文庫とをセットで是非読んでみてください。
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