今回も当ブログに寄せられたお話からです。
まず、簡単に話をまとめてみます。
Q:もともとアトピーっけがある子。
2年前にブヨにいっぱい刺されました。
その後手足にぶつぶつができて、なかなか治りません。
他のところも痒くなってきました。
そんなこと、ありますか?
また、治療している先生には、虫さされから来ていることを言った方がいいですか?
A:あります。
数年間続くこともあります。
さて、詳しく見ていきましょう。
虫刺されの中でもブヨはちと特殊です。
アレルギーの反応は強く、長く出る傾向があるんですね。
数年持続することもあります。
しかし、この数年、虫だけでありません。
虫刺されからのアレルギー反応が起きている事自体が
更にアレルギー反応を引き起こすという悪循環になっていることがあります。
もともと。アトピー傾向があるということは、
他の人よりもアレルギーの反応が強めに出る子ということでもあります。
したがって、この反応は悪化しやすい傾向にあります。
このように虫刺されのアレルギー反応は強くなりすぎてしまった状態を
「結節性痒疹」という病名で読んでいますが、
最初は虫さされからこの結節性痒疹が起きることもままあります。
こうなると、治療は非常に難しく、いろいろな方法を組み合わせないと、
症状を抑えることが難しくなってしまいます。
だから、まず治療してくれる先生には虫刺されがきっかけであること、
そこから悪化したことをしっかりと話しをした方が、
その症状に併せて治療を行ってくれる一つのきっかけになるのではないかと考えれます。
結節性痒疹は何もしないでよくなるのにはとても長い時間がかかりますので、
早めに治療を開始した方が良いでしょうね。
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