今回は治療のお話。
新学年が始まる前に少し気が早いかとおもいますが、
今回は受験生と治療のお話です。
受験生には治療法を少し変える事があるんです。
少なくとも当院ではその傾向があります。
知っていました?
というのも、人生を左右するような受験の場合は、
万全の状態で望んでほしいからです。
治療法と言うのは効果と副作用との兼ね合いで決まります。
他にも金額や時間、手間と言うものもありますが、
簡単にまとめると、メリットとデメリットの綱引きです。
この綱引き、受験生では少し変わってくるんですね。
つまり、治療効果を高くする方向にシフトさせます。
その分副作用のリスクも高くはなりますが、受験が終わるまでは覚悟の上で、
よりしっかりとした治療を行う方向に変えていくことが有るのです。
具体的にはより強い薬に切り替える。内服を追加/増量する
などですね。
病気の治療というのは慢性疾患であれば特に、
人生の質を上げるために行うもので有るわけです。
受験の成功と失敗の差と、治療の強さとは
それぞれ天秤に掛けて考えるべきなんですね。
なので、人生を左右する短期間の間は治療もしっかりと行い、
症状を抑えてあげる。
としてあげたほうが結果としてよりよい人生を送ることが出来ると
私は考えるのです。
だから、治療方針は受験生の場合は少し変わりますよ。
というお話です。
勿論、最初に本人とどうするか検討した上で、
決めますけどね。
でもね、最初に受験生ならそうと言っていただけないと、
検討すらできませんから。
受験生は予め申告をしてくださーい!
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