そろそろ年度末です。
そして、4月から保育園に入る子たちが目に着くようになりました。
そこで聞かれるのが、保育園に行く子たちの塗り薬の使い方についてです。
基本的な考え方を見ていきましょう。
湿疹の治療の上で一番大切なのは本人のQuolity of Life(QOL)です。
この場合は、痒くないか。ということ。
痒ければそれだけ辛い時間が長くなりますからね。
その、痒みのコントロールがどれだけ出来るかが大事なポイントとなります。
つまり、湿疹をどれだけ抑えているかですね。
次に大事なポイントは、湿疹のできやすい皮膚をどれだけ抑えているかです。
つまり、痒いならば塗っておく。
痒くなければとりあえず塗らずに様子を見る。
というのが基本的なスタンスとなるでしょう。
実際問題として、塗ってもらうのは、保育園側からすると結構な負担になります。
保護者側、保育園側の双方の負担と本人の皮膚の状態を勘案すると、
上記のようなスタンスが一番現実的ではないでしょうか。
と思うのですが、どうでしょうか?
確かに保湿剤を塗れば湿疹の予防にはなります。
そのことはすでに実証済みでデータも出ています。
しかし、もともと湿疹がなく、痒くない子まで、保湿剤を塗るというコストをかけるかは
また別の問題でもあります。
保育園側のスタッフや時間は限られていますからね。
そんなこんなで、4月からの保育園。
まずは塗る回数を減らしても大丈夫か、少し待ってみても良いのでは無いでしょうか?
でも、いちばん大事なのはその子の症状によって決まることですので、
その点が一番大事ですね。
まず、お医者さんに相談を。
ですね。
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