食物アレルギーが元は皮膚から入った成分に反応するところから始まるんだ。
このお話はここ数年で一気に広がった感じがありますね。
今回はその先のお話についてです。
さて、では食品由来の成分を皮膚に使用するのは一切良くないのかというお話です。
うん、結構難しいんですね。これは。
と言うのはどこで線を引けば良いのかという問題があるからです。
まず最初に「食物アレルギーがどのようにして発生すると考えられているのか」から説明しましょう。
最初のきっかけは実はお肌にあります。
皮膚特に顔の荒れた皮膚(湿疹の皮膚)に食品由来の化学物質がくっつきます。
するとその成分に対して感作という生体反応が起こります。
この「感作」とは、アレルギーの準備状態のこと。
つまり、この感作された物質に後日もう一度触れるとアレルギーが起こりますよ。
という状態になります。
そして、後日の話です。
顔にその物質が付着することからアレルギー性の皮膚炎が起こります。
いわゆるかぶれですね。
そしてこの感作は全身全体に起こるものですから、
当然口やお腹の粘膜でも起こります。
口の粘膜で起これば口の周りの蕁麻疹、嘔吐の反応を起こすこともあります。
お腹の粘膜で起これば腹痛や下痢、嘔吐。当然体の蕁麻疹という形で症状が起こります。
これが食物アレルギーの症状という形で目にみえてきます。
当然反応が強ければ血圧低下などのアナフィラキシーに至るわけです。
で、問題はその成分。
一つわかっていることは、小さいものよりも大きなもののほうが危険であろうということ。
それなりのサイズが必要になるんです。
したがって、分解されているものであれば相対的に危険度は低いと考えることができます。
ココまでが基礎編。
ココからが問題なんですが、由来成分を全て塗ってはいけないのか?
どちらかというと、Yesです。
使わなければ行けない理由があれば別ですが、
そうでなければ使用する必要は無いでしょう。
と考えます。
無用なリスクはとらないほうが良いのではないでしょうか?
ただし、例外があります。
過去にすでに使われていて、問題ないのがわかっていればOK
と考えてもいいかと思います。
だって、過去に一杯の人が使っていてOKだったわけですからね。
過去からのデータの蓄積が有るわけです。
まあ、でも、使わなくてもイイんじゃないの?
というものは使用しないのがベターかと思います。
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