医療技術が発達し、いまや45歳でママになることも珍しくなくなりました。
私自身、上の子はアラサーで出産しましたが、下の子はアラフォーでの出産です。
リスクはあがりますが、確かに産めます。ですが、子育ては出産のあとにスタートするのです。
そして、20年というその長い道のりの方が、出産までの9ヶ月なんて比べものにならないほど、ずっと大変・・
最初の数年は、体力勝負。授乳やらオムツ替えやらが大変なんて言ってられません。それは平常時のルーチン。大変なのはそれに加えて、病気をしたり、反抗期を迎えたり。毎晩夜泣きなんてされたら、寝不足でこちらが死にそう。
一晩中、下痢のオムツを替え、オムツかぶれで泣き叫ぶ子供を朝まで抱っこ。夜間救急に駆け込み、3時間待ちで、帰宅は明け方。喘息持ちの子だと、一晩中抱っこを一週間。
しかも、若い頃なら頼れたおばあちゃんは、自分が年を取った分同じように年を重ねているわけなので、血圧が高いやら、糖尿の薬を飲んでいたり。
おじいちゃんは腰痛で、孫なんて3日もいたらもうウンザリ。
元気なおばあちゃんは仕事を持っていたり、趣味や娯楽に忙しく、孫は時折可愛がる位で十分。もはや、娘である母親のために自分を犠牲にするようなおばあちゃんは、少なくとも私の周りにはいません。
預かっていたおばあちゃんもお一人いましたが、無認可保育園にいれてしまいました。
そうして、就学年齢がくると、膨大な教育費です。少しでも豊かな人生を送らせてあげたいと思うと、スポーツも芸術も、お勉強も、なんてやっていたら・・・
落とし穴が、見かけの収入が多いということ。出産が遅かった分、教育費がかかる頃、これらの費用をなんとか出せてしまう収入があるケースが多いのです。
ですが、本来は老後に回すべき資金だったもの。無理して出しても、親の思った通りにはいかないのが子供です。
私の周りの高齢ママたちは、みんな保険をかけまくったり、自分が70代になっても働けるように考えていたり、そうそう楽ではありません。
また、子供は一人が限界、というママも少なくありません。
かくいう我が家も、高齢出産組に入りますので、これらの覚悟をしなければなりません。
だからこそ、我が子には20代での出産を勧めたいと思っています。
時代と逆行するのかもしれませんが、やはり生物学的に最適な時期はあります。高齢ならではのメリットを唄う人もいますが、乱暴な言い方にはなりますが、所詮は後付け理論。
ただ、20代出産での大変さ(20代出産は、決して若いわけではないのですが。)は、可能な限り手助けしてあげたいな、と思っています。
自分が遅く産んでしまったツケは、自分で払うしかありませんものね・・。
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