わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

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国家議員が育休を取るということ2:出産直後にパパさんができること

国家議員が育休を取るということ2:出産直後にパパさんができること

昨日のお話の続きです。

 

では、パパさんは育休を取れるのであれば、どうすれば良いのでしょうか?

 

おっぱいを上げるのは不可能。でも、ミルクを作ることはできますよね。

泣いている原因を探すのはママさんより下手かもしれません。

でも、オムツの中身を確認することなら出来るでしょう。

ママさんが外出するときの数十分を、赤ちゃんと一緒に

皿洗いだって、ゴミ出しだって、出来るはずです。

一人暮らしをしたことがあれば、それなりにご飯を作ることが出来るでしょうし、

洗濯を行い、それを干すことも可能ですよね。

 

実はママさんが望んでいることはこういうことです。

まずはパパさんは自分のことは自分でやる。

それが最低レベルです。

次いで、余裕があれば家事手伝いと

赤ちゃんのお世話を出来る範囲でしてあげること。

これができれば十分です。

それだけでもママさんの負担は随分軽減されるのです。

 

また、もう一点。ママが忘れているパパさんにやってほしいこと。

それは、ママさんのケアです。

ママさんは多くの場合、いっぱいいっぱいになっています。

赤ちゃんの虐待をしているお母さんの話がマスコミから聞こえてきますが、

多くは余裕をなくした状態で事件が起こっています。

ママさんの愚痴を聞いてあげたり、話をするだけでも追いつめられた感じが大分

減ってくれるのです。

 

パパの仕事は出来ることを自分で行うところから始まります。

そうやって考えると、やることはたくさんありますよね。

もちろん仕事をしながらでも対処できる人もいるかと思いますが、

家事にしても育児にしてもやればやるだけ、仕事が出てくるものです。

なので、しっかりと時間を取ってお世話してあげるのに越したことは有りません。

パパさんが育休をお世話できるのであれば、当然そうしてあげたほうが良いでしょう。

 

 

最後に1点。パパさんにはメリットは無いのでしょうか?

いいえ、そんなことは有りません。

赤ちゃんを育てること。家事をすること。

それはいままで全く行わなかったことです。

言ってみれば経験ゼロ。レベルゼロから始まることです。

ゼロから赤ちゃんを育てること。

そして、パパという、今までとは全く異なる視点から社会を見ることは

大きな気づきをもたらしてくれるでしょう。

直接仕事に結びつかないこともあるかと思います。

でも、その経験はきっと役に立つのでは無いかと思います。

 

パパさんの育休については積極的にとってもいいのでは無いでしょうか。

ウチの場合、もう開業していたので、できませんでした。

非常に残念ですが。

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