だいぶ寒くなりました。
薄着ではもう外には出られませんね。
でも、こんな時期にも意外にとびひは有るんです。
とびひの原因は黄色ブドウ球菌や溶連菌といった細菌です。
それが皮膚の表面で増殖し、とびひという形を取るのです。
当然、気温が上がれば細菌の増殖は増える。
逆に言えば気温が下がれは落ち着くはずなのですが、
11月になって、とびひで受診する子が意外に多くいます。
その理由は乾燥と汗です。
冬に入ると空気の乾燥が一層進みます。特に今年は乾燥がより強い印象を受けます。
そのために皮膚も乾燥し、ヒビ割れます。
そのひび割れた乾燥した皮膚には細菌が住み着きやすく成るのです。
そのためにとびひがよく発生するようになります。
まず、これが第一の理由。
もう一つの理由は汗です。
汗をかいた部分にはとびひは広がりやすい状態になっています。
一般に上から下にとびひの症状が広がっていくのはこのためでもあります。
冬になって、気温が下がると、洋服の枚数が増えます。
そして、この寒い状況に慣れていないために逆に厚着をさせすぎてしまいます。
また、室内でも着たままだったりします。
そのため、汗を沢山かいてしまい、結果的にとびひを増やしてしまうのです。
11月に意外に多く出てくるとびひ。
環境の変化とそれに合わせようとしてうまく合わせきれない着衣習慣の2つが
隠れた原因となるのです。
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