小児皮膚科医を長い間しているのですが、考えてみたらシラミのデータはほとんど見たことが有りません。
一般的な病気であり、難しいものではないこと、治療法もある程度確立されたものが有ることから
あまり統計データが表に出てこないのでしょう。
実際に、以前に勤務していた成育医療センターでのデータも眺めてみたのですが、
数年間で数例しかデータが有りません。
とても季節の傾向がわかるものでは無いです。
思い返してみても診断をしたのは他の診療科に入院した子にできていました。
という状況が多かったです。
まあ、専門病院ですから、わざわざシラミで皮膚科を受診する子もいませんし、
予約から診察まで数週が経過しているうちに終息しますよね。
ということで開業してからのデータをひっくり返してみました。
開業してから2年とちょっとですので、2,30例くらいのデータです。
秋に多いかなあ・・・
意外にもGWから梅雨にかけてもかなりの診断例があることが分かりました。
もう少しデータが増えればなんとなくですが、傾向は見えてくるかもしれませんね。
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