と最近思うようになってきました。
というのも、天気予報の精度が上がったから何でしょうね。
昔は天気予報の精度は高いものでは有りませんでした。
また、予報してくれるのも地域ごと、極端な場合は県ごとであり、
学校に通っていた時は、自分で天気図から天気を予想していたくらいです。
だってNHKでも、一番近い予報地点と2番めに近い地点はそれぞれ100kmずつ離れていましたから。
その2つを足して2で割っても正確な天気には当然なりませんし。
今は逆に各市町村別、しかも1時間毎の天気を丁寧に教えてくれるようになりました。
ということは、より詳しくわかるようになったわけですね。
そうすると私達も、あくまでも参考だった天気予報が、だいたいそのとおりになると
考えるわけです。
でも、そこで問題が一つ。
天気がそんなに簡単にわかるわけが無いということです。
より正確にいえば、「天気を読みきれない時もでてくる」ということです。
コンピューターで計算して、その土地のその時間の天気を予想した時に、晴れの確率が100%なら
自信を持って「晴れ」と予報できるでしょう。
でも、どうしても、晴れ40%曇り30%雨30%としか、計算出来ない時もあるでしょう。
でも、それも、確率で言えば晴れが一番多いので、「晴れ」と出るのでしょう。
でも、最初の「晴れ」と次の「晴れ」は同じでは無いですよね。
最初の晴れなら実際に晴れでしょう。でも、次のケースではそうとも言い切れません。
私なら傘を持って行こうか検討する数字です。
ということが天気予報からは読み取ることが出来ないのです。
予報は一つにしなければいけないのでやむをえないことなのですが、
最初の自信を持って晴れといえるのか、
次のあまり信用のおけない晴れなのか。
それを予報から読み取ることは現状では出来ないのです。
予報であり、予言無いと言ってしまえばそれまでですが、
想定からブレない天気なのか、ブレる可能性が高い天気なのか。
その辺りも天気予報を見た時にわかるようになればいいんですが。
極端な話、天気予報は完全に当たる必要は有りません。
自分によって不幸になること(雨や雪にぬれるとか)が減ってくれるような、
準備を予め出来るような情報を知りたいのです。
予報している人にとって、
正確さが読みにくいということは恥ずかしいことなのかもしれませんが、
あくまでも予報でしか無いので、逆に不確定であれば
それをはっきりと分かる形で示してもらえればいいんですがね。
「はっきりと予報ができない天気だ」という情報だけでも十分に対応できることは多いですから。
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