自分の娘が何をしているかなんて、完全にわかることは無いのです。
たとえ、それが赤ちゃんであったとしても。
というお話です。
左の脇腹に、米粒位の大きさの湿疹が出来ました。
かれこれ1ヶ月くらい前でしょうか。
現在も微妙に残っています。
痒くないこと。あとは、湿疹の自然治癒を見て行きたいので、
薬を塗らずに敢えて残してあります。
でも、この湿疹のできた原因がわかりません。
洋服などで擦れる部分でもありません。
皮膚の下には骨もありません。
(一般に骨の直上は擦れやすく、湿疹ができやすいのです)
引っ掻いている様子もありません。
自宅で皮膚科医がいっつも(?)見ている娘の湿疹の原因ですら
はっきりしないこともあるのです。
よく外来で湿疹にしても他の皮膚の病気にしても、
原因は何かと問われることがあります。
しかし、結構な割合で解明することは難しいのです。
理由はいくつかあります。
ひとつは時間が経ちすぎていること。
半年前からの湿疹の原因を解明するのは非常に難しいのです。
もう一つは、自分でもわからない原因があること。
本人が気がついていない以上、わかることはありません。
最後の一つは原因らしい原因がないこと。
ということも結構あるのです。
そのような場合はどうするのか?
とにかく湿疹を治すこと。それに尽きます。
そして同じような湿疹が繰り返すようであれば、
そこに共通する原因を検討するような形になるのです。
ちょっとしたものの原因を探すことの方が
皮膚科では難しかったりするのです。
「原因は、はっきりしません」
と言われてもがっかりしないでくださいね。
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