先週からかなり花粉が飛んでいますね。
診察中にクシュンクシュンしていても苦笑いしていただければと思います。
こんなことなら秋から冬の間にシダトレンをしっかりとしていればよかった・・・
と思うのですが、後の祭りです。
さて、花粉症ですが、一般には症状は花粉に暴露された直後から症状が出てくると考えれています。
これは実感としても有ることですので、だれも異論はないでしょう。
しかし、アレルギー反応の第2波が数時間から半日後に出ることはあまり知られていません。
お昼に花粉にさらされると、その日の夜から翌日の朝に症状が出るような状態ですよね。
これはアレルギーの反応によると考えられます。
詳しい話はよくわからないのでおいておきますが、アレルギーの反応は即時型と遅延型にわかれます。
即時型は抗体などの液体成分によるもの。
遅延型は細胞によるもの。
とお考え下さい。
即時型の反応はその名のとおり、その瞬間から出てきます。
遅延型はそれよりも少し遅れて出てくるのです。
そのタイムラグが数時間から半日なのです。
したがって、ある程度時間が経過し、室内で花粉がいないはずなのに
アレルギーの反応が出るという不思議な状況に見舞われるのです。
なお、反応の強さは即時型>遅延型ですので、
ご安心くださいね。
追記。
ここまで書いてきて、いい例が身近に有るのを思い出しました。
虫さされの反応。刺された直後にむくむのは即時型の反応。
少し時間が経ってから赤くなるのが遅延型の反応です。
当然、この2つが同時刻に見られることも有りますよね。
体の仕組みはある程度はどこでもいっしょなんですね。
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