前のお話で、妊婦さんと薬の話を長々とさせていただきました。
問題問題といっているけど、じゃあどうすればいいのさ。
という声があがるもの尤もですので、今回は対策についてお話をしていきましょう。
妊婦さんがその薬を飲めるのか否か。
実は薬の説明書だけを鵜呑みにするわけには行きません。
というのも、先日の記事に記載した通りあくまでもこれは公式なものに過ぎず、
製薬会社が試験を行っていなければ何も記載できないのです。
(まとめたサイトはこちら。PMDA)
まあ、家電やパソコンなどの説明書とお考えください。
しかし、あくまでもこれは日本国内のお話です。
アメリカなど、他の国では妊婦さんに対する使用が許可されているものもたくさんあります。
というのも、日本の薬は日本人を対象に試験を行わなければいけないからなんですね。
また、実際の問題として妊婦さんに飲んでもらったことがある。
という薬ももっとたくさんあるのです。
先日ドラマで放送されていましたが、妊婦さんが乳がんになり、抗癌剤の投与をしなければいけない。
しかし赤ちゃんへの影響がわからない・・・
というお話も海外での使用報告を確認することにより、飲めるか否かの判断をできるのです。
では、実際に妊婦さんが飲んでも大丈夫という海外からの報告をまとめたページは無いのかというと、
実はあるのです。
私が以前に勤務していた国立成育医療研究センターでは「妊娠と薬情報センター」として
このような情報をまとめ、一覧にして配布をしています。
ページはこちらです。
但しあくまでもこのページはダイジェストであり、正式なものではありません。
正式な物を確認したいというのであれば専門家向けですがこんな本があります。
専門家向けの本ですが、もしも心配な方でしたら、
読んでみてもいいかもしれませんね。
もうちょっと簡単な本もあるようです。まだ読んでいませんが・・・
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