さて、今回のお話は前回に引き続き、茶のしずく石鹸による小麦アレルギーについてのお話です。
今回は診断と治療についてのお話です。
・・・治療と経過については今までデータを入手していなかったので非常にためになりました。
なお、本項目は筆者のメモを中心にまとめたものであり、公式見解ではありません。
誤記や勘違いによるデータの間違いが含まれる可能性があります。
正確な情報を知りたい方は正式な文献や研究者に確認を取るようにしてください。
なお、この問題については近い将来にまとめたものについて一般のかたを対象にした発表の機会があるかもしれない
とのことでした。
診断のお話ですが、診断するのは比較的難しいものではありません。
というのもしっかりとした診断基準があるからです。
茶のしずく石鹸を使用したことがある。
アレルギー反応が起きたことがある
グルパール19Sによりアレルギー反応が誘発される
この3点です。
茶のしずく石鹸によるアレルギーでは、他の小麦アレルギーにはみられない、
グルパール19Sというはっきりした原因があるために診断は比較的容易なのです。
治療ですがこれは時間が解決してくれます。
というのも、グルパール19Sに対する抗体は時間とともに減少するからです。
半年くらいで半分になるとのことでした。
抗体の強さは症状の強さに影響を与えますから
このことは症状も徐々に良くなっていくということを示しています。
多くの人が少しずつですが小麦を食べることができるようになるとのことであり、
一安心できます。
しかし、飲み薬で劇的に症状が出ないように抑えるよいうこともできないようですね。
(症状が出た時には治療で抑えることはもちろん可能です)
しかし、まだ今後の課題も残されています。
・なぜアレルギー反応が出る人と出ない人がいたのか
・時間が経ってもアレルギー反応が収まらない人にはどうしたらよいのか
などは現在も研究が続いている分野です。
そして、化粧品に対する問題もあります
・食品由来の成分を化粧品に入れることについての是非
については今後の検討課題でしょう。
また、同様のケースが起きた場合にはどうすべきか
なども考えておかねばなりません。
茶のしずく石鹸の症状については現在少しずつ落ち着きつつあります。
しかし、考えるべきことがたくさんあることを知らされた事故でした。
最後に参考サイトを掲載しておきます。
詳しい情報を確認したい方は参照してください。
コメントを残す