幼稚園児「にも」わかる、ソ連がアメリカに負けた訳を教えるのはきっと難しいと思います。
しかし、今回は幼稚園児の行動を通してみることで、その理由を知ることができるかな。というお話です。
幼稚園児というのは、ある意味欲望に忠実というか、本能の赴くままに行動するので、
観察していても結構楽しい物が有るのです。
先日の事です。家族でクリニックでお仕事をしていました。
父親はネットワーク関連の整備、
母親は軟膏づくり、
娘はプリントを折っていました。
最近の娘のお仕事はプリント折りです。今回はゲーム1回分をお駄賃として渡す約束に成っていました。
しかし、プリントを折りはじめて10分位してからでしょうか。勝手に休憩に入ってしまい、待合室で絵本を読み始めました。
どうも、娘の中ではプリントを全部おらなくても、その日が終了すればお駄賃がもらえると思ったみたいです。
ここで慌てたのは親です。娘の認識を訂正し、「約束の分が終わらなければ、お駄賃はなし。」
「もしも終わらない時には家に持ち帰ってでも仕事をしてもらう。そうすればお駄賃を上げる。」
というように説明したのです。
その後、目の色を変えた娘は10分位で仕事を全部終わらせることが出来たのです。
これって共産主義と資本主義の違いですよね。
仕事の時間に対する対価をもらうのか。仕事の成果で対価をもらうのか。
たった、その小さな違いだけで、仕事の生産性については大きな差が出てきてしまうのです。
その違いが積もり積もって、ソ連とアメリカの違いになり、結果として冷戦にソ連は負けてしまったのでしょう。
ということを考えながら、幼稚園児のお仕事を見ていたのでした。
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