と言われ、分かる人はどのくらい居るのでしょうか?
「はたけ」とは最近あまり耳にしなくなった印象があります。
この「はたけ」ですが、子ども達の間では結構良く見られる皮膚の症状です。
正式な病名は「単純性粃糠疹」といいます。
粃糠とは米ぬかのこと。米ぬかサイズの小さな小さなカサカサが集まり、皮膚の表面に見られるので、
そのような名前がついたそうです。
原因は軽い湿疹です。多くは乾燥が原因です。
アトピーの子にも、そうでない子にも出てきます。
普通はほっぺたにできることが多いのですが、おでこや口の周りにもできることが有ります。
この粃糠疹ですが、何故白く見えるかはあまり知られていないようです。
昔は単純に皮膚の凸凹により乱反射して白っぽく見えるのだろう。と考えていたのですが、
実際のところはもう少し複雑なようですね。
どうもその粃糠疹部分ではメラニン色素があまり作られていないようなのです。
そのために白く見えるのだそうです。
たしかに、粃糠疹を治療した直後。カサカサがなくなっても粃糠疹だった部分はなんとなく白く見えますからね。
でも、時間が経てば徐々に色が戻ってきますので、ご安心ください。
この「はたけ」を見るといよいよ冬が来たと感じます。
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