あざとは一体何か?
簡単なようでいて、なかなか難しい質問です。
というのも、あざの種類はたくさんあり、一言では言い表せないのです。
色でそれぞれ分類してみましょうか。
1)くろあざ
生まれた時から有るほくろが相当します。
ホクロはお母さんの体の中にいる時に皮膚に向かって「お引越し」をするのですが、
その時に異常に増殖しながら「お引っ越し」すると、その部分がくろあざになります。
逆に「お引越し」に失敗したものが
2)しろあざ
になると考えられます。
3)ちゃあざ
こちらは原因はよくわかっていません。
先ほどのくろあざとは異なり、ホクロの細胞の数は増えていないようですが、
色素の産生能力が高くなっているようです。
4)きあざ
黄色いのは皮脂のせいです。つまり、油の色。
これは脂腺と呼ばれる皮膚の一部が異常に増殖したものです。
こちらは皮膚ができる時に一緒にできますが、
その際に異常に増殖した物と考えられます。
5)青あざ
蒙古斑も含まれますね。
あおあざは色素のみ皮膚の中に存在している状態です。
ちゃあざやくろあざとはことなり、色素細胞には異常なところはありません。
ただ、色素がたまっているだけと考えていいでしょう。
6)あかあざ
あかあざは血管のトラブルでおきるあざです。
赤いのは血液の色ですが、問題は血管のほう。
普通の血管は寒くなると縮みますが、あかあざの血管は寒くなってもだらんとしています。
血管の問題なのか、その周囲の神経にも問題があるのか。わかっていません。
並べてみると、まあ、色々あります。
しかも、原因は多彩です。
このうえ、さらに皮膚にあざを伴う病気たちがありますので、
原因は非常に多くなります。
大きく分けても
・遺伝子や染色体の異常
・増殖の異常
・分布の異常
・機能の異常
など、多彩です。
これを一言でまとめろというのも土台無理な話で
厳密にいうと、もうしっちゃかめっちゃかです。
あちらをたてると例外が出てきてしまうので、どうしようもありません。
最終的には、
いままで「あざ」と呼ばれていたものが「あざ」なんだ
などど言われる始末です。
(いや、これ、偉い皮膚科の先生が言ったんですよ。本当に。)
匙を投げているようにしか思えませんが、
それだけ、まとめるのは難しいんでしょう、
あざについては、それぞれを見ていったほうがよさそうです。
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