最近、テレビなどで消臭剤や芳香剤の宣伝をよく耳にするようになりました。
なんでも、ここ数年のクールビズや節電意識の高まりに伴い、香り製品の販売量が増えているようです。
特にいままでこのような製品を使用したことのない、中年男性に受けているようです。
でもね、まず、このような製品を使う前にやるべきことが有るでしょう?
体から出てくる臭いの元はいくつかありますが、
その中でも、汗や皮脂の占める割合は高いものです。
最近の研究では、摂取した食品などの芳香成分がそのまま汗や皮脂から放出されることも有るようです。
「ワキガ」など、汗の臭いが強い病気もありますが、もとはやはり、汗や皮脂なのです。
その汗や皮脂がもともと臭うということもありますが、
その汗や皮脂(油ですね)を、皮膚の表面に棲んでいる細菌や真菌が分解し、
さらに別の臭いの元を作るのです。
では、臭いを減らすにはどうすればよいのか?
答えは、まず洗うこと。
とにかく、汗や皮脂を石けんを使って洗い流すのです。
朝にしっかりと洗う。それだけで、随分臭いの出方も違ってきます。
(もちろん、汗のベタつきもなくなり、汗疹にもなりにくくなるメリットも有ります)
↓の石けんを使うと、カビも抑えることができるので一石二鳥ですね。
また、それでも臭いが強い時には抗生剤の塗り薬や飲み薬を使って
皮膚表面の雑菌を減らすことも行っています。
なお、この方法は医療機関でしか行えないので、
シャワーをしっかりとしても臭いが気になる方は受診してくださいね。
それでも気になる方は、皮脂腺そのものをとってしまうことも選択肢に上がるかもしれません。
もっとも、そこまで治りにくい方はあまり経験したことはありませんが・・・
本当は、まずはこのような生活習慣を作ってから、芳香剤を考えて欲しいのです。
毎日夜遅くまでお酒を飲んで、朝にシャワーもせずに香水をたっぷりつけて通勤電車に乗って・・・
周りの人にとっては迷惑この上ないですね。
「臭いテロリスト」とは良く言ったものです・・・
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