お盆も終わり、学生の皆さんは夏休みの最後にむけて宿題のラストスパートでしょうか。
当クリニックもお盆休みを終え、スタッフ一同、気力を再充填して毎日診療にあたっております。
さて、子どもたちが実家に帰省し、あるいは旅行に行って来たあと、当クリニックを受診すると
お肌の状態が随分帰省前と異なる子がいます。
特にいくつかの疾患が増えた印象があります。
何故なのかも合わせて見てみたいと思います。
1)汗疹
特に背中、肘や膝の汗疹が増えた印象があります。
2)とびひ
これも明らかに増えたのではないでしょうか。
3)湿疹
意外に悪くなる方もいます。
この2つは、生活パターンやスキンケアの習慣が崩れたためにできたのでしょう。
毎日、お風呂やシャワーを浴びていたのが、交通機関に乗っている間は出来ない。
実家に帰った場合は、その家人との時間の都合が合わずにケアできない。
あるいは、色々なところに出歩くためにケアの時間が取れない。
時には、エアコンなどの冷房設備がそもそもない。
実家にいるペットやいつもと違う環境の抗原に反応してしまう。
など、様々な原因で東京でのケアと同じだけの密度でケア出来ないこともあります。
・・・実家がトトロの家みたいって言われたこともありましたねぇ。
逆に減った皮膚病もあります。
手足口病はお盆前の患者さんの数がウソのように減少しています。
病気は広がるためにはある程度の患者さんの密度が必要です。
東京都で8月上旬まで広がっていたのは、その密度が十分に高かったのでしょう。
しかし、規制することで患者さんの密度が下がったために減った可能性は有ると思います。
・・・ただ単にみんなすでにかかってしまったからかもしれませんが。
8月の民族大移動。
色々なところにその影響は見えてくるのかもしれません。
非常に興味深い話だと思います。
コメントを残す