昨日はちょっとした会議に出席して来ました。
帰宅して、洋服の匂いをかぐと、ほのかにタバコの臭いがします。
会議中は誰もタバコは吸ってはいませんでした。
でも、誰か近くにいた吸っている人の匂いが移ってしまったのでしょうね。
タバコの害として、受動喫煙は十分に認知されたと思います。
しかし、ものについたタバコの匂いがすることを経験したことはありませんか?
ホテルの部屋やレンタカーなどで、匂いを感じたことはありませんか?
特にわざわざ禁煙を選んでいるのに、タバコの匂いがしたことはありませんか?
私は禁煙の部屋をお願いしたのにタバコの匂いがひどかったために、ホテルの部屋を変えてもらったこともあります。
タバコの匂いについては難しい問題があります。
まず、人はなれるということ。特にタバコを吸っている人は
その匂いはまったく気にならなくなってしまいます。
逆にタバコを一切吸わない人は、匂いには非常に敏感ですので、
其のところにギャップが生じてしまいます。
先ほどのホテルでは担当者がきっと喫煙者だったんでしょうね。
次に、匂いは染みこんでしまうこと。
家具や洋服、小物などに匂いが染みこんでしまうことがあります。
長い間タバコの煙にさらされたものはその後ずーっと臭っていることもあります。
これはタバコの成分が染みこんでしまったためです。
中古家具を見に行くと、時に匂いがするのもそのせいです。
つまり、家族がタバコを吸っていると、(たとえ室内で吸っていなくても)
タバコの成分はそこかしこに染み込んでいることになるわけです。
これが第3の喫煙と呼ばれるものです。
当クリニックでは患者さんの多くが小さな子どもということもあり、受動喫煙については厳しい立場をとっております。
室内は完全に禁煙です。また、クリニックの目の前の道路での喫煙もご遠慮いただければと思います。
子どもたちへのタバコの影響をすこしでも減らすために、皆さんにご協力いただければと思います。
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