テレビを見ていると、ついつい赤ちゃんが出ているシーンを見入ってしまいます。
職業病ですね。
雑誌や本でも赤ちゃんに目が行きます。
では、赤ちゃんのどこを見ているのか?実はほっぺたです。
赤ちゃんのほっぺたはもちもちつるつるしている。
これは意外とウソなのです。
いや、本当はもちもちしていますよ。理論的にも、もちもちしているはずなんです。
でも、実際に赤ちゃんをみてみると。結構な確率でほっぺたは荒れているのです。
テレビを見ていても・・・・・・ほら、ほんの少し赤いでしょ。
さて、このほっぺたの荒れはどこから来るのか?
大部分は乾燥と汚れからです。
乾燥についてはわかりますよね。冬にはみんな、肌が乾きますから、
汚れの原因はよだれ、汗、涙、ミルクや離乳食など。
皮膚に何かがつけばそれが汚れの原因になり、湿疹の原因になります。
いわゆる乳児湿疹やアトピー性皮膚炎の症状でもありますが、
その本態は汚れによる反応が大いにあると考えます。
したがって、対策はそれに応じたものになります。
ひっかきがある場合は湿疹の治療が必要になります。
しかし、ひっかきがない場合は、保湿剤/保護剤のみで症状が落ち着くことも大いにあります。
ただし、気をつけることは回数。
1日2回、3回では症状は落ち着きません。
回数の目標は1日20回です。
( ゚д゚) ・・・
(つд⊂)ゴシゴシ
(;゚д゚) ・・・
(つд⊂)ゴシゴシゴシ
(;゚ Д゚) …!?
そんなん無理じゃん。
というツッコミが聞こえてきそうですが、よーく考えてみると、実はなんとかなってしまう回数です。
起きている時間には1時間に1回。
汚れるのがわかっている時、
授乳の前、離乳食の前、お出かけの前と後にそれぞれ1回ずつ。
これで20回になります。
つまり、高校生の時を思い出してくださいと。
高校の時に休み時間のたびにリップを塗っていた。
この行動を子供のためにしてあげて下さい。
こう考えたら、大丈夫そうになってきませんか?
回数は頻繁に。では1回あたりの塗る量はどうしたら良いのか?
これは薄くて構わないでしょう。
つまり、汚れるのがわかっているので、薄く塗る。
その代わり、ほっぺたを拭いたらすぐに塗り直す。
これをしっかりと繰り返すことが大事です。
逆に厚塗しても洋服についてしまうだけですからね。
実際に診察をしていても、ほっぺたのぬる回数と
ほっぺたの乾燥具合や湿疹の出方には関係があるようです。
もちろん、塗る回数が多ければ、出にくいようですよ。
ウチの子のほっぺたの乾燥が気になると方はぜひ試してみてくださいね。
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