わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

TEL050-3355-9592


〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

私が湿潤療法を勧めるわけ

私が湿潤療法を勧めるわけ

a0001_016386

だって、痛いのはイヤでしょ。

というのが一番の理由です。

 

傷の治り方は湿潤療法の方が幾分早い印象がありますが、

従来までの治療法であったとしても適切な方法であれば、子どもの傷は

早く、綺麗に治ります。

 

しかし、違いは痛みです。

特にじくじくした傷では、従来のガーゼでは傷口にくっついてしまい

剥がすときには強い痛みがあります。

また、乾燥している傷でもガーゼがこすれてしまい、体を動かすたびに

痛みが出てしまいます。

結果として、ずーっと痛みを感じてしまうのです。

 

逆に、湿潤療法では、傷をすべてフィルムまたはゲルで覆うために

貼っている傷の痛みは比較的に少なくなります。

また、剥がすときも傷には固く、くっついてはいませんので、痛みはガーゼより弱いです。

これだけでも子どもの傷に湿潤療法を使う十分な理由になります。

もちろん、大人であっても不必要な痛みを加える必要はないと考えています。

 

湿潤療法を進めるもう一つの理由は可動性です。

貼り付ける基材を適切に選ぶことにより、自由に痛みなく動かすことができます。

また、ガーゼがずれて傷口が露出することも防げます。

子どもの運動や活動を、不必要に制限する必要がないということは、

湿潤療法を積極的に選ぶ理由としては十分では無いでしょうか。

« »

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です