数日前に書いた、「チェロキーはじめました」の記事の続きです。
スタッフ全員が白衣をやめた理由。
それは白衣を着ていると子どもが泣いてしまうからでした。
開院後数日がたちましたが、やっぱり白衣を着ていない方が
子どもたちの評判はいいようです。
少なくとも診察室のなかで泣いている子どもは少ない印象があります。
そもそも、子どもは診察室でなぜ泣くのか?
年齢ごとにいろいろな理由があるようです。思いつく限り、
~0歳6ヶ月 お母さんと離れるのが不快でなく
0歳6ヶ月~0歳9ヶ月 横にされる・寝かされるのが嫌で泣く
0歳7・8ヶ月~2歳 白衣を見て泣く
2歳すぎ 痛いことをした人の前で泣く
といったところでしょうか。
このなかで発達の上仕方ないのは1歳前までです。
どうしても泣いてしまうので、基本的にお母さんに抱っこしてもらうか、前抱っこして診察するしかありません。
逆に2歳以降は一度泣かせることをしてしまえば、(いぼや水いぼの処置など、痛いことですね)
どうしてもしばらくは泣いてしまいます。
では、その間の時期の子はなぜ泣いてしまうのでしょうか。
それは、大まかな印象しか子どもは見ていないからでしょう。
つまり、この時期は相手が誰の判別は上手ではないようです。
ということは大きな「記号」を見ながら区別しているようです。
「メガネの人に懐く」とか、「若いお姉さんなら好き」という話ですね。
では、記号はなにか?多分それは「白衣」でしょう、
この年齢の子には予防接種がたくさんあります。
そうすると、子どもにとっては、
白衣=予防接種=痛いこと。
→白衣を見ると痛いことをされる
と思考回路が繋がってしまうでしょう。いわゆる条件反射ですね。
年齢が上がるとその判断がより精密になり、
「この人は痛いことする」とか、「この人なら大丈夫」
となっていくのでしょう。
つまり、小児科の先生と皮膚科の先生は区別がついていないのです。
ならば、区別をつけてしまえ。ということで白衣をやめてみました。
今後、もう少し様子を見て行かないと詳しいことはわかりませんが、
そんなに間違っていないかな。と思っています。
いかがでしょうか?
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