東京では毎日、雪が降るか降らないかのぎりぎりの天気が続いていますね。
最近、手足の冷えが気になるようになり、外出時には手袋が手放せません。
でも、子どもたちは手袋もせずに外を楽しそうに走り回っています。
でも、手袋をしないと湿疹ができますよ。
冬の寒さも身に応えるようになると、乾燥の子も増えてきます。
特に幼稚園児から小学生位の子で特徴的に目にするのは、両手の甲(手背と言ってもいいでしょう)に見られる
乾燥と湿疹です。
全体的に赤褐色になり、角度によってはひび割れたようにも見え、少し粉を吹く湿疹です。
皮膚表面がちりめん状に見えることもあります。
このような子には共通点が有ります。
それは、外出時に手袋をしていないこと。
また、自転車によく乗っていることもあげられるでしょう。
何しろ、自転車に乗って受診する子がほとんどですから・・・
この湿疹ですが、原因は風です。
風に吹かれることにより、手の甲の皮膚のみが強く乾燥します。
そのために乾燥を原因とする湿疹がその部分だけ極端に強くなってしまうのです。
ということは対処法は「風を防ぐこと」になります。
手袋をすることが予防になります。
当然、湿疹の薬や保湿剤も大事です。
ただ、出来てから治療を行うよりも出来る前にしっかりと予防することの方が簡単なのです。
しっかりと手袋をはめて予防していきたいものですね。