さて、少し時間が空きましたが、今回はデジタル化に向くもの、向かないものと題してお話を進めていきたいと思います。
本をデジタル化する時に、なんでもデジタルにすればよいのかというと、答えは否です。
いくつかの考え方がります。
まず、その本をいつ使うのか。どんなシチュエーションで使うのか?
毎日何回もいろいろな場所を開ける必要がある本や雑誌は正直デジタル化には向いていません。
比較的頻度のすくない雑誌などはデジタル化に向いているでしょう。
どんな題材なのか?
その本が持っている題材も重要なものになります。
写真集や画集は現在のデジタル化の解像度を考えると、デジタル化は向きません。
書籍は比較的デジタル化に向いているでしょう。
漫画は好みが分かれます。私は全部デジタル化しましたが、スクリーントーンのがらがデジタル化により
変わってしまうものもあります。
また、精細なものを見たいのであれば、デジタル化はあまりお勧めできません。
いつ見たいのか?
いつでも、どこからでも見たいというのであれはリアルは絶対的に向きません。
いくつかのツールを使いデジタル化してしまえば、インターネットにつながっていればどこから確認することも可能になります。
以前は本のサイズなども一つの要因となっていました。つまり、大きな本は物理的にデジタル化できませんでしたからね。
でもいまはだいぶその制約もなくなっています。
などということを考えた結果、私はこのような形でデジタル化を進めています。
漫画、小説→原則デジタル化。
トイレにもっていきたい本のみリアル
医学雑誌
症例集に近いもの→デジタル化
写真を確認したいもの→リアル
なにかのテーマに沿っているもの→リアル
医学書→デジタル化
さて、ここで問題になってくるのが、教科書と辞書です。
つまり、索引から検索したいものがある本です。
こちらは実際の書籍を持っているのであればそのままにしておいたほうがよいでしょう。
手元において追いたいものならなおさらです。
特にこれらの本はデジタル化はすることはお勧めできません。
なぜならこれらの本の索引を探すことが非常に難しくなってしまうからです。
可能であれば電子書籍版を購入しておくことをお勧めします。