開業医を受診したあとに「次回は3日後に来てください」と言われることがあります。
(病院では言われる可能背は少し下がりますが。)
早いなあ。と思ったことはありませんか?
医者の側からの理由を見ていきましょう。
1、治療の方向性が間違っていないかを見たい
治療の方向性がそもそも的外れであれば症状の改善は有りません。
例えば細菌の感染症に対して抗ウイルス剤や抗真菌剤を使っても良くなりませんよね。
なので、その方向性が間違っていないかを確認する必要があるのです。
2、薬の効果が出ているかを知りたい
先ほどと似た文章ですが、方向性は合っているのだけれども、薬が効いていないということがあります。
細菌感染症であれば、実は耐性菌がいて、それに効果のない薬剤を使用していた。とかですね。
その影響がはっきりするまでには3日位を見ていたほうが良いのです。
3、症状の改善具合を知りたい
薬に効果があれば、症状は引いてきます。
その症状の引き方も少しだけ時間が必要なのです。
ある程度はっきりしてくるまでには23日かかることも多いんですね。
4、悪化因子は無いか知りたい
飲んでいる、飲んでいない。ケアしている、していない。
この変化を見るには同様に23日は必要になります。
処方する側が想定している、改善具合に対して、実際はあまり改善していなければ
悪化因子を探さなければいけません。
そのために3日位で来てもらったほうが良いのです。
この3日ですが、病気によって違います。
感染症などであれば十分に症状の変化ありますが、
生活習慣病であればもうすこし時間を見て判断したいところです。
最後に、病院ではなぜ頻度が落ちるのか?
純粋に忙しくて時間が確保できないからです。
その分、治療効果も少し落ちるかもしれませんね。
3日後に来てください。
のひとことの裏にはそのような思考回路が合ったりするのです。