ここ数年、マタニティマークに対する様々な議論が出ています。
時を同じくして、車の【赤ちゃんが乗っています】ステッカーも、
どちらも、周囲の人々の《だから何?》《押し付けがましい!》《
この2つに共通するのは、どちらもパッ見て分からない時に、
もちろん、不妊などで、
根本は、未来を担う子供たちを守るためのものなのです。
悲しいことに、どちらのマークも悪用する人がいるのも事実です。
ですが、それを鑑みてもなお、小さいもの、
社会全体がもう少し余裕を持てるよう、
TEL050-3355-9592
〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F
ここ数年、マタニティマークに対する様々な議論が出ています。
時を同じくして、車の【赤ちゃんが乗っています】ステッカーも、
どちらも、周囲の人々の《だから何?》《押し付けがましい!》《
この2つに共通するのは、どちらもパッ見て分からない時に、
もちろん、不妊などで、
根本は、未来を担う子供たちを守るためのものなのです。
悲しいことに、どちらのマークも悪用する人がいるのも事実です。
ですが、それを鑑みてもなお、小さいもの、
社会全体がもう少し余裕を持てるよう、
やりきる技術 著:小倉広
日本経済新聞出版社
人材育成会社の社長さんでもあり、経営コンサルタントでもある著者の
物事を「やりきる」ための技術論が今回のテーマです。
「やりきる」ためにはなにが必要なのか。
当然、始める。続ける。ことは大切ですよね。
意外に見落としがちなのが、もう一度「やりなおす」技術です。
途中で諦めてしまえば「やりきる」ことは出来ませんから、当然大事な技術ですね。
この、やりなおすためには何が必要なのか。
体(段取りや手続きなど)と心(意識、意欲、モチベーション)のそれぞれの面から検討を加えています。
物事を細かく分けることで、再起動のエネルギーを減らすことや、
前向きな気持ちになって物事を進めることのメリットなど興味深い内容がたくさんあります。
当たり前や常識と思っていたことでも、変えることで意外にスッキリとするということがわかりました。
私は今は、HPの更新をしっかりとすることかな?
毎日忘れずに行えるように頑張ってみましょうか。
夏至も過ぎ、そろそろ梅雨も終わりそうです。
結局水不足は解消されなさそうですけどね‥‥‥
さて、当クリニックでは屋外の照明を設置致しました。
照明時間は午後5時から午後11時。
診療時間のみにしようかとも考えたのですが、
バス通に面している割には街灯が少なく、夜の8時をすぎることには暗くなってしまいます。
そのため、地域に対して貢献しようと考え、夜の遅い時間まで照明をつけることに致しました。
これからも当クリニックをよろしくお願い致します。
昨日はちょっとした会議に出席して来ました。
帰宅して、洋服の匂いをかぐと、ほのかにタバコの臭いがします。
会議中は誰もタバコは吸ってはいませんでした。
でも、誰か近くにいた吸っている人の匂いが移ってしまったのでしょうね。
タバコの害として、受動喫煙は十分に認知されたと思います。
しかし、ものについたタバコの匂いがすることを経験したことはありませんか?
ホテルの部屋やレンタカーなどで、匂いを感じたことはありませんか?
特にわざわざ禁煙を選んでいるのに、タバコの匂いがしたことはありませんか?
私は禁煙の部屋をお願いしたのにタバコの匂いがひどかったために、ホテルの部屋を変えてもらったこともあります。
タバコの匂いについては難しい問題があります。
まず、人はなれるということ。特にタバコを吸っている人は
その匂いはまったく気にならなくなってしまいます。
逆にタバコを一切吸わない人は、匂いには非常に敏感ですので、
其のところにギャップが生じてしまいます。
先ほどのホテルでは担当者がきっと喫煙者だったんでしょうね。
次に、匂いは染みこんでしまうこと。
家具や洋服、小物などに匂いが染みこんでしまうことがあります。
長い間タバコの煙にさらされたものはその後ずーっと臭っていることもあります。
これはタバコの成分が染みこんでしまったためです。
中古家具を見に行くと、時に匂いがするのもそのせいです。
つまり、家族がタバコを吸っていると、(たとえ室内で吸っていなくても)
タバコの成分はそこかしこに染み込んでいることになるわけです。
これが第3の喫煙と呼ばれるものです。
当クリニックでは患者さんの多くが小さな子どもということもあり、受動喫煙については厳しい立場をとっております。
室内は完全に禁煙です。また、クリニックの目の前の道路での喫煙もご遠慮いただければと思います。
子どもたちへのタバコの影響をすこしでも減らすために、皆さんにご協力いただければと思います。
5月も中頃を過ぎ、暑く感じる日も増えて来ました。
気温と足並みを揃えるように、水虫の患者さんが少しずつ受診するようになりました。
ゴールデンウイークのお出かけの影響もあるのでしょう。
水虫、よく見られるのは、赤いブツブツがあり、一部に皮膚が剥けたようみ見える部分があり、
とてもかゆいというのが相場でしょうか。
しかし、その症状がなくても水虫のことがあります。
赤くないから水虫ではない。痒くないから水虫ではない。
わけではありません。
水虫が痒いのは、自分の体が水虫を攻撃しているからです。
同時に赤くなったり、水ぶくれができるのも同じ理由。
厳密にはあの赤みは、水虫菌に対する「かぶれ」なのです。
ですから、糖尿病など、免疫が落ちる病気の方の水虫は痒くはありません。
また、長期にわたり水虫になっていると、反応が徐々に弱くなってしまい、
痒みが出てこないのです。
では、長期の水虫はどのようにして封じ込めるのか?
これは足の裏が厚くなることで封じ込めています。
つまり、痒みがなくなってきた→水虫が治ったわけではないのです。
「水虫」を心配して皮膚科を受診した患者さんの中で本当に水虫菌がいるのは、
その半分しかいないという報告もあります。
心配な方は一度皮膚科を受診してみて下さい。
たまには真面目に論文の話でもしましょうか。今回はイボのお話です。
タイトルは
Warts Transmitted in Families and Schools:A Prospective Cohort
です。雑誌は(小児科の専門雑誌ですよ)
PEDIATRICS2013;131;928
です。
ここで英語の時間です。
Wartは世間一般で使われる用語で「イボ」です。水いぼはWater Wartです。水の付き方は日本と一緒ですね。
Prospective Cohortとは研究の方法です。
ある集団をいちからずっと観察し続ける、非常に手間のかかる方法です。逆に信頼性は高い研究方法です。
この論文ではオランダの3つの小学校を1年から1年半観察し、イボ保有率と、その悪化原因を観察しています。
対象者数は約1000人です。
さて、結果ですが、
イボの保有率は約30%です。結構高いですねえ。
この論文では、色々な因子により、イボの保有率がどのように変わるのかを観察しています。
ざらっと紹介しますと、イボにあらたにかかる可能性は、
男の子では1.1倍(95%の可能性で0.8-1.3倍←人数があまり多くないので、95%の可能性でこの範囲内に入るということを意味します)
白人では1.9倍(1.4-2.7倍)
過去にイボにかかっていると1.5倍(1.2-1.9倍)
となっています。
なぜ白人のみがこんなに可能性が高いのでしょうか?
遺伝?生活習慣?謎です。
さて、生活習慣とイボのかかりやすさですが、
個人との親密度から幾つかグループに分けてみると、
<家族>
家族にイボ持ちがいると2.1倍(1.5-2.9倍)
<教室>
そのクラスのイボ保有率が40%を超えていると1.5倍(1.2-1.9倍)
→イボ保有率が10%増えることに1.2倍(1.1-1.3倍)
親友がイボ保有者だと0.9倍(0.7-1.2倍)←その子は本当に親友ですか そんなことは言っちゃ行けません。
<社会・公共>
公共のプールを使っていると1.4倍(1.0-2.0倍)
裸足のスポーツをしていると1.1倍(0.9-1.6倍)
公共のシャワーを使っていると1.0倍(0.7-1.4倍)
となります。
当然密接に関係する人間のイボ保有率がダイレクトに影響しているわけですね。
しかし、プールであまり上がらないというのも正直意外でした。
最も、プールに入っている時間や期間については詳しい調査がされていないので、
その部分がはっきりしないと関連性も言えないとおもいますが。
ただし、ここからわかることは
家族にイボがいると移りやすい
ということでしょう。当然といえば、当然ですが、家族に移さないこともしっかり考えないといけませんね。
最後に、私が簡単にまとめた図です。
確かに、接触の強さとリスクが揃っていますね。
といったのは、ジョジョの中の誰でしたっけ………
おむつの話の続きですが、
日本から海外に赴任したママさんが悩むのは
おむつと石鹸・洗剤でした。
保湿剤や化粧品なども合わないことが結構あったようです。
海外でもこれらの日本製品は売っているようですが、
一般のスーパーでは同じブランドでも質があまりにも違って困ってしまうそうです。
かと言って日本人剥けスーパーでは金額が結構貼りますし………
ということで、日本の家族からせっせと仕送りをしてもらっている人もいました。
確かに、娘をつれて海外に行った時にもおむつはがさがさで困りました。
繊維や高分子化学製品、特に民生品については日本のものが一番のようですね。
海外のお友達に日本からおみやげを持って行く時には
このようなものを持っていくと喜ばれることも多いですよ。
ちょっとしたtipsでした。
なるものが増えているようです。(元ネタはこちら)
寡聞にして皮膚科の領域では聞いたことがありませんが。
ニセモノ学会は見たことがあります。
その分野に詳しい人間からすると「なんだかなあ」
ですが、まったく知らない分野だと思わず信じでしまいそうです。
今はインターネットで簡単に色々な検索ができますから、
その人のプロフィールにニセモノ学術誌が載っていた場合、
思わず早合点してしまいそうです。
「こんなにたくさん論文を書いている」=「その分野に精通している」
と思いますからね。
ある種の広告となるわけですね。
また、ニセモノ雑誌を編集する人間もそこあたりは心得ているわけでして、
たくさんのお金を要求してくるわけです。
同じ穴の狢と言ったところでしょうか。
一昔前に流行った「学歴ロンダリング」のようなものでしょう。
(学歴ロンダリングについてはこちら)
医者は特に開業すると全然関係のない話になってしまいますし、
医学雑誌の場合、変なことを書いてしまい、それが一般化すると
それで迷惑を被る患者さんが出てくるので、ほとんどみられないと思いますが、
他の分野では、偉くなるためにニセモノ学術誌を利用する人がいるのかもしれません。
そこまでして、偉くなりたいんですね………
フッ化水素酸。化学式ではHFですね。
つい先日、この薬剤を使った事件がありました。
靴の中にフッ化水素酸を塗って、女性に傷を負わせた男性が、
「殺人未遂?」とおもわれるかもしれませんが、
フッ化水素酸を知っている人間であればそれも妥当と考えてしまいます。
幸いなことに私の周りにはこの薬剤の治療を行ったことはありませんが、
HFには皮膚科医としてはあまり接触的に関わりたくはありません。
なぜか?非常にタチの悪い薬剤だからです。
一般的な酸では、皮膚の中で中和されていきます。
そのため、酸の影響はアルカリのものよりも一般的には軽くなってきます。
しかし、フッ化水素酸のたちの悪いことは、体内のCaと結合してしまうことなのです。
特に細胞内のCaがHFにより欠乏してしまうことにより、細胞は破壊されます。
当然血液内からもCaが欠乏しますから、最終的には心臓の動きもおかしくなってしまい、
死に至るのです。
また、神経細胞のCaもおかしくなりますので、めちゃくちゃ痛いそうです。
そのような薬剤ですから、靴に塗っていようが死に至る可能性は十分にあるのです。
しかも、犯人はHFの管理者だったとのことですから、その危険性は十分に知っていたと考えるべきでしょう。
塗られた人が傷つくだけでは済まないことを。
ちなみに、このHFですが、ホームセンターでも売られています。
よく、汚れが落ちるのです。
しかし、濃度は薄いですが、皮膚につくとやけどすることは変わりません。
見つけても近寄らないようにしています。気をつけて。