今回はアトピーのお話。
それとクーラのお話でもあります。
外来で診察をするときに 夏場はほぼすべての患者さんにエアコンの話をしています。
エアコンをしっかりと点けること。できれば実測25度以下で。
そして室内で汗をかかないように生活をすること。
こちら、口を酸っぱくして説明しています。
だってねえ、エアコンをしっかりと点けるだけで、アトピーが良くなる子を見てしまえばねえ。
そうなんです、エアコンをしっかりと点けるだけで、アトピーが良くなる可能性があるのです。
ポイントは汗。
汗をかくということは否定はしません。
ただしアトピーで問題になるのはかいた汗をそのままにしておくこと。
これが良くないのです。
シャワーでしっかりと洗って流すことが大事なのは言うまでもありません。
あともう一点、必要ないときに必要のない汗をかかないこと。
というのもスキンケアでは大事なポイントになります。
汗の量と、ついている時間の掛け算で刺激の量は決まると考えられますから、
そもそもの汗の量を減らすというのは大事なことだったりするのです。
そして、汗の量で無視できないのは屋内安静時及び就寝時の汗の量です。
不感蒸散といい、汗を書いていないような状況でも汗は出ています。
その汗も減らしてしまえというのがエアコンの設定の基本的な考え方になります。
本当に夜間のエアコンの設定温度を1度下げるだけで症状が良くなる子が出てくるんですよねえ。
ちょっとしたことなのですが。
このようにスキンケアではほんのちょっとしたことが湿疹の出方に大きく影響するということが起こります。
だから適切なスキンケアは大事になるんですよねえ…