わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

TEL050-3355-9592


〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

病態

花粉かぶれにご注意を(2018年3月)

花粉症のシーズンがやってきました。

患者さんの中でも続々と発症の報告がなされています。

早い人は1月中旬からでしたが、増加ペースからみて、完全に花粉症シーズンの到来ですね。

 

それに伴い、いわゆる「花粉かぶれ」の患者さんが沢山受診しています。

特徴は目の周りから頬部にかけての症状。

左右差は無いこともありますが、時に明らかに異なることがあります。

 

なぜそうなるのか?理由はいくつかあります。

まず発生の原因は花粉そのものである可能性。

花粉症は花粉の中に含まれるタンパク質に対するアレルギー。

ということは目や鼻だけでなく、理論的には皮膚に対しても発生する可能性があります。

もう一つはひっかくことによる影響。もしくはこすりつけに対する影響ですね。

掻爬することで皮膚に炎症が発生し、それが更に掻爬するという悪循環に突入します。

それで悪化する

 

左右の差が大きな人はひっかきの影響。

差の少ないひとは花粉そのものに対する反応。

なんて可能性ありますけど、はっきりとはしません。

治療はステロイドなどの抗炎症が目的となります。

同時に花粉症そのものも抑える必要があるんですけどね。

なので、皮膚科から飲み薬や目薬などを処方する場合もあります。

だって治んないんですもの。

 

実は結構眼科、耳鼻科で見過ごされている花粉かぶれ。

また、市販薬でもなかなか抑えることが出来ません。

目の周りが荒れてきてヒリヒリしたり、痒くなるようでしたら

一度皮膚科を受診することも考えて見て下さい。