昨日の記事をかきながらなんとなく考えていたのですが、
まんま自分の仕事にブーメランするのでその辺りを書いてみます。
医者の仕事は一言で言ってしまえば診断と治療です。
でも、診断が簡単なものと、難しい物があります。
ただし、診断は難しいというのは「見当がつかない」というものでは有りません。
幾つか候補があるが、それを絞り込むことが出来ない。
ということが多いのです。ご安心下さい。
昨日の、晴れか曇りか雨かよくわからない。
と言った状況に近いかと思います。
ではその時にどうするか。
しっかりと検査します。
それで区別をつけます。
それが天気予報との違いです。
治療をかねた検査もありますので、一律には言えないのですが、
「検査をしなければいけません」
という時にはより詳しく知るための検査であることがほとんどです。
ではなぜ追加で検査をするのか?
今後の流れがそれぞれの病気で違うからです。
悪くなるのか?ならないのか?
ということはとりもなおさず
今治療すべきか?待ってもいいのか?
という話につながってきます。
なので、検査を行っている段階で
「今後どうなりますか」
という質問をされるのが一番答えにくかったりもするのです。
検査をしているということはその質問に応えるための情報を集めている段階
というように受け取っていただければと思います。