わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

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1月7日は爪切りの日!(2022年12月・2023年1月)

本日メーカーさんから情報を頂いたのですが、

1月7日が爪切りの日というのは初めて知りました。

七草爪ですか・・・知らんかった・・・

 

ただ爪が固くてお家では手が出せずに困っている高齢者の方を多くお見かけします。

年末年始の帰省のとき、実家に帰ったときにお話のネタにしてみてもいいかもしれません。

子どもたちにもお話ができなくてという話を聞いたこともあります。

 

固く伸びた爪をそのままにしておくと歩行時に痛みが出てしまいます。

また靴下に引っかかったり靴がはけなかったりと日常生活に制限が出てきます。

 

もちろん当院でも爪の処置を行っておりますので、

ご希望でしたら声をかけてくださいね。

今年の手足口病も爪の皮が剥がれるタイプです(2019年8月)

さて、この春からの手足口病の大流行も大分落ち着きを見せてきました。

まだぽつりぽつりと来院される患者さんもおりますので、収束とは

言えないところが難しいですが。

そして、完治してしばらく時間が経過した手足口病の患者さんも

受診することもが多くなってきました。

 

そして、手指や足指の爪が剥がれてきたという話も結構耳にするようになりました。

 

出方はパターン化されています。

感染後4週間から6週間後に出現します。

いくつかの指(これはどの指にできるかは予言できません)の爪の根元部分から

少し白く濁った浮き上がりができ、その面積が拡大。

最終的には古い爪がぽろりと剥がれ落ちるという経過をたどります。

 

なお、この変化は手足口病の症状と考えられます。

発症時に実は爪の根元でも(皮膚の下に沈み込んでいるので、普段は目に見えませんが)

水ぶくれができていたんですね。

それで爪の断絶が起きる。

その後目で見えるようになるまでしばらくのタイムラグがあったというわけです。

 

なので、爪が剥がれてきても大慌てしないでください。

いままで同様の例を数年前からときに経験していましたが、

爪が生えなくなったと言われたことは有りません。

そのような事態に陥る可能性は非常に低いと思われますので、

ご安心くださいね。

 

赤ちゃんの爪切りはどうすべきか。

今回は前回に引き続き赤ちゃんの爪の話をしていきましょう。

 

前回のまとめですが、日常のスキンケアに対して大事な赤ちゃんの爪の特徴として

・伸びるのが早い

・薄い

ということがあります。

(それ以外はトリビアレベルのお話ですね)

つまり、爪切りもその状況に対応して行う必要があります。

 

大事な点その一。

大人よりも頻繁に爪を切ること

伸びるのが早いわけですからより頻度を多く爪切りをする必要があります。

外来で見ている印象からすると週1回では遅いくらい。

ベストは5日に1回位のペースでは無いかと思います。

 

その二。

白い爪は最小限に残すだけにすること

赤ちゃんだから気にして白い部分を多めにするお母さんがいますが、

それはあまりよくないですね。

大人と同じレベルまで切り進めて構いませんよ。

 

その三。

丸く爪を切ること

最近増えた印象があるのですが、爪が四角くなっている赤ちゃんがいます。

真ん中は白い爪が無いんですが、両脇にはネコミミの用にぴょこんと飛び出している爪の

赤ちゃんがいます。

この爪、ひっかくと結構な確率でかさぶたになって湿疹を悪化させますので、

あまりよくない形です。

なので、できればハサミを使って、丸く切って上げることが大事なんです。

 

その四。

最後にヤスリをかけること

赤ちゃんの爪は薄く、それを切っただけでは断面も鋭利な状態になっています。

それはちょうどカッターナイフの様。

切れ味はものすごくよく、お母さんの顔も切ってしまうくらい。

なので、最後にヤスリをかけて爪の角を柔らかくしてあげて下さい。

なお、ヤスリですが、爪切りについているのでは少し硬すぎます。

お母さんの爪の仕上げ用の目の細かい柔らかいヤスリが適していますので、

使ってみて下さい。

 

以上、赤ちゃんの爪切りのポイントでした。

しっかり切って上げてくださいね。

赤ちゃんの爪の特徴

さて、今回は爪の話です。

特に赤ちゃんの手や足の爪。

大人と比べてどのような違いがあるのでしょうか?

 

まず見ていてわかることは少し透き通っています。

これは一つは爪の厚さ、もう一つは爪の水分量によるもの。

赤ちゃんの爪は薄いです。

おおよそ大人の1/2、老人の1/3くらいでしょうか?

その分爪の下が透けて見えるので、透明に見えます。

あまり白く濁っている感じがありませんよね。

もう一つは爪の水分量。

水分が少なければ白く濁って見えます。

一般的に年齢とともに爪の水分量が下がっていきます。

したがって白く濁ったようになっていくのです。

 

また赤ちゃんの爪の特徴として薄いことがあります。

こちらも厚さは成人の1/2程度。

なので、おかあさんの顔や胸をスパスパと切ることがあります。

もちろん、自分の顔も・・・

 

それに伴い、爪の生えるスピードもかなり早いことが知られています。

こちらも成人の倍のペースで伸びていきます。

理由も先の項目と同じ理由です。

つまり、爪は根本部分から押し出すように伸びていくので、

軽ければそれだけ伸びが早いという理屈です。

 

つまり、赤ちゃんの爪と大人の爪を同じようには考えてはいけないのです。

伸びるのが早いように思えるのではなく、実際に伸びるのが早いと考えておいたほうが良いのです。

 

今年の手足口病も爪が剥がれる(2017年8月)

初夏から始まった手足口病ですが、

お盆のお休みを経て、少し落ち着いてくれるといいですね。

と思っています。

(まだお盆休み明けなので、落ち着いているかなんとも言えないんです)

 

そして、以前に手足口病を発症した患者さんもぼちぼち受診されるようになりました。

 

すでに数名出ていますが、今年の手足口病も、手足の爪が剥がれ落ちるパターンのようです。

 

過去にも書きましたが、その経過はみな同じです。

手足口病の感染後6週間経過して、手と足の爪の数本が同時に剥けてきます。

ぽとりと落ちるのではなく、クレバスのような隙間が空いて、それが徐々に先端部に移っていきます。

途中で剥がれる人もいますし、最後までクレバスの割れ目が残っている人もいます。

 

そもそも手足口病のウイルスは数種類あり、その中の一部のウイルスのみが爪に影響を与えます。

つまり、手足口病でも爪が剥がれるウイルスとそうでないものがいるんです。

で、今年は剥がれるタイプもいますよ。

 

というお話でした。

爪が剥がれてもびっくりしないでくださいね。

今年の秋の手足口病は、治った後に手足の爪が剥がれるタイプです

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今年の秋の手足口病、微妙に流行りました。

 

その後遺症です。

発症後、約6週間後に手や足の指の爪が根本から白く濁り、

その後剥がれ落ちる患者さんが出てきました。

 

手足口病はいくつかの種類のウイルスが原因です。

水疱瘡や麻疹の用に、1種類のウイルスで起きる病気ではありません。

 

したがってその原因となるウイルスが異なれば症状も微妙に異なります。

典型的な症状を出した場合は爪にはトラブルは無いのですが、

この秋の様な非典型的な症状の場合、爪に影響が及びます。

数年前にも大流行したときにはその傾向がありました。

 

爪が剥がれた時、1ヶ月から2ヶ月前に手足口病をしていたら、

きっと、それが原因です。

 

2015年の手足口病では爪が取れる

最近の外来でもまだちょこちょこ手足口病を診断します。

さすがに下火にはなりましたが。

 

しかし、最近見られるようになったのは、

爪の脱落する子です。

どうも、今年の手足口病の中には爪が落ちるタイプも有るようです。

 

数年おきくらいに爪が脱落する手足口病が流行します。

これはウイルスの種類に依ることがわかっています。

落ちるウイルスが流行するか否かが分かれ目。

ただ、今年多かったタイプのウイルスと爪の脱落がはっきりしません。

話を聞く限りではマイナーなタイプのようですが、

今後検討する必要がありそうです。

 

脱落するまでの期間は感染してから1ヶ月から6週間後くらいです。

そして、手足の20本の爪の打ち、ほぼ同時に数本の爪が浮いてきて

落ちるのが特徴です。

わかりにくいのは爪囲炎やぶつけた後の爪の脱落ですが、

その場合は1本だけのことがほとんどですので、そこで区別出来るでしょう。

 

爪が脱落した後ですが、ほとんど、正常な爪がまた生えてきますので

ご心配なく。

それでも気になるという方は一度皮膚科を受診してみてください。

 

手足口病に感染してからタイムラグがあるのでびっくりすることがあるかと思いますが、

大丈夫ですよ。

 

 

9月7日追記

今日も2名受診されました。

いずれも7月下旬に手足口病になっています。

逆に、それ以前に手足口病になった方が、爪が取れる可能性は低そうですね。

爪の水虫の人は「爪ダイエット」をしたほうがよい

爪の水虫、最近はいい塗り薬も出てきました。

でもただ塗れば良いというものでは有りません。

爪のダイエットも一緒にしていますか?

 

爪ダイエットとは、爪を削って薄く、軽くすることを言います。

なぜそのようなことが必要なのでしょう?

それは爪の生態に関わってきます。

 

爪とは、根本で発生したものが押されて伸びてくる死んだ組織です。

良く有るのがケガをした後に、根本から新しい爪が生えてきますよね。そのことです。

しかし、木をつけるべきは、爪が伸びるのは根本から押されるから。ということ。

何らかの理由で一度爪が厚くなると

爪が重くなる

→爪が伸びにくくなる

→爪が厚くなる

→爪が重くなる

→・・・

と悪循環になり、どんどん爪が厚くなっていきます。

そうすると、爪の中に水虫が出来た時に、なかなか爪が伸びず、取れない。

ということになってしまいます。

 

もう一つ、爪の表面は特に硬いという特徴があります。

逆に表面の硬い部分の下には軟かく、脆い爪が存在します。

当然水虫の薬が硬いところからは滲みませんが、柔らかいところからはしっかりと入っていきます。

効果も同様です。

 

したがって、爪を薄くし、軽くすることによって、

爪の伸びを良くし、薬の効きを良くするというような効果を期待することが出来ます。

高齢者の爪の水虫の治癒率はより若年者に比べて悪いのですが、

その理由の一つは爪の肥厚にあると考えられます。

爪を削って薄くするということは爪の治療の上で大事なことなのです。

爪ダイエット、試してみてください。

 

 

爪切り治療を開始いたしました。

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爪が厚くなり、白く濁ってくるとそれだけで外出したくなくなるものです。

いわゆる爪肥厚(爪甲肥厚)という状態ですね。

また、爪の水虫(爪白癬)になっても同じような状態になることがあります。

 

爪が厚くなると、歩く時に痛みが出る、見た目が悪くなるなど、

どうしても、日常生活に支障が出てしまうことになります。

もちろん、爪の水虫の治療の一つとしても爪を薄く、短くしてあげることは大切なのです。

 

そこで当院では爪切りサービスを開始いたしました。

専任のスタッフが丁寧に処置をしてくれます。

この機会にお試しください。

 

費用

親指 片側1000円

人差し指~小指 片側合わせて1000円

 

日時

毎週金曜日 14時、14時半、15時半

あらかじめ電話で予約ください。

他の日程、時間希望の方も相談を承ります。お電話ください。

 

持参物

診察券、保険証、医療証

最初に診察を行う場合がありますので、持参ください。

必要時には処方などを行う場合があります。

 

詳しいお話を聞きたい方はご相談ください。

☎0422-22-1232

武蔵野市吉祥寺東町2-11-2 伊藤ビル1F

わかばひふ科クリニック

赤ちゃんの爪は動きます

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といっても、爪だけがアチラコチラに動くわけではありません。

それはそれで怖いですが・・・

 

今回のお話は赤ちゃんの爪の形についてです。

診察中に意外に聞かれることの多いお話でもあります。

 

赤ちゃんの爪ですが、生まれたての時はほとんど平らか、側面が少し下がった形に湾曲しています。

その後、生後3歳くらいまで、逆に側面が上になる形に反り返ることがあります。 その後、またもとの形に戻ります。

 

 

じつは、この側面が上になる形に反り返る時が大変です。 時期はだいたい生後半年から生後3歳まで。

丁度ハイハイからつかまり立ち、伝い歩きの時に気が付かれます。

また、少し深爪をするとそれだけで、爪の周りにバイキンが入って腫れてしまうことになります。

結構多いです。そして、それをみてびっくりするお母さんも。

よく見るのは、爪の周りが腫れて、詳しく確認したところ、爪が反り返って入ることに気が付き、更にびっくりするパターンでしょうか。

 

治療については特に慌てる必要はありません。

爪のそりかえりは幼稚園に入るくらいには自然となくなってしまいます。

それまでの間に腫れることがあれば,それについては一般の爪囲炎の治療に準じて治療を行っていきます。

具体的には必要があれば中の膿を取り、抗生剤を塗り、必要があれば抗生剤を飲んでもらいます。

 

そうして、時間が立って、爪がしっかりとしてくれば問題はありません。

小さい時にはよく見られる爪囲炎も小学校の高学年くらいまではほとんど出ることはありませんので、ご心配なさらず。