実は雪かきの準備は雪が降る前から始まっているのです。
まず、気温と天気の確認をすること。
一般的に気温が3度以下になると、高い確率で雪が降ってきます。
ですので、気温が低い状態での「雨」の予報は要注意。
結構な確率で「雪」に変わることがあります。
降雨量も降雪量に変わりますので、確認が必要です。
後は意外に雪が降る要因として大事なのは曜日です。
ここ数年の東京の雪の日を確認すると、祝日や土日のことが多いように思われます。
この現象は都市が発生する熱量に関係しているような印象を受けます。
東京電力の電気使用量を見ていても、休日は明らかに減っていますしね。
工場やオフィスのエネルゴギー消費量がいかに多いのか・・・
では、雪と想定される場合はどのような準備をしたら良いのか。
もちろん必要な装備は予め準備しておきましょう。
一歩外に出たら雪が大量に積もっている事がありますので、
家の外の物置などに除雪用具が置かれている場合は、
そこまで辿りつけない場合があります。
ですので、現在自分がいるところまたは、そこから外に出ないで
持っていける部分には除雪用具をおいておきましょう。
とにかく、スコップ一つあれば雪かきは何とかなります。
スコップを玄関口にでもおいておけば用具の準備は大丈夫です。
次いで靴の準備です。
一般に東京の雪はベチョベチョの事が多く、水っぽい傾向にあります。
したがって、長靴が一番便利です。
そもそも防雪対応の靴など、東京で見かけることはほとんどありませんし。
実は雪国用の長靴、インナーには厚手の断熱素材が入っています。
雪国に秋冬に旅行した時には1足手に入れても良いかもしれませんね。
靴は前日から居間においておきましょう。
こたつの中に入れるのも良い方法です。
なぜか?靴を予め温めておくのです。
ただでさえ、手間のかかる雪かきをするときに、
玄関で冷たい靴を履いて屋外に出て行くのはそれだけでも
気力をそがれるものです。
ですので、予め温めておき、雪かきに行く心理的な障壁を
下げることも必要なのです。
次に洋服の準備です。
雪かきに必要な洋服の性能は防寒と防水です。
注意してほしいことはその2つを1枚で済ませようとしないこと。
下に防寒着を着込んで、その上から防水性の洋服を着るようにしましょう。
スキーやスノーボードの時の洋服の着方を参考にすると良いかもしれません。
もう一つ注意することは汗の対処。
雪かきでは大汗が出るものとお考え下さい。想像以上に重労働なのです。
汗の処理がきちんと出来る肌着を準備したほうがよいでしょう。
手袋に付いても同様です。
スキーやスノーボード、雪山用の手袋があれば一番ですが、
それがない場合が問題です。
一般的な毛糸や綿の手袋では塗れてしまい、それこそしもやけになってしまいます。
防水の手袋がない場合は、まず毛糸の手袋を装着し、
その上から台所用のゴム手袋を使用しましょう。
洋服と同じ、防寒→防水対策を行うのです。
少し手が動かしにくいですが、雪かきにはそれで十分です。
最後の最後に確認すること。
それは地形です。
先の項目でも書いたように排水口の一は非常に重要になります。
特に雪が溶けて水浸しになった時には生命線になります。
何はともあれ排水口の位置は確認すること。
また、普段から雨の流れ方などで、土地の勾配も確認したほうがよいでしょう。
(当然、勾配が下の位置の排水口が大事になります)
次は、雪が降った当日の雪かきのお話です。