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先日お話した、活動弁士さんの上映会に行ってきました。
今回はそのお話です。
3月の活弁!シネマートライブのお題は
キートン。
・・・キートンというと、最初に「マスター」が出てきてしまうくらい、
映画は詳しくないのです・・・
これですね。
でも、マスターキートンの名前のモデルが、バスター・キートンであることくらいは
知っていますよ!
今回はキートン将軍こと、キートンの大列車強盗です。
私も初めて。しかも、子ども向けと銘打っているのですが、
またシブイタイトル。
と、一抹の不安を感じながら、小学生の娘と二人で新宿に行ってきました。
新宿三丁目の伊勢丹から道を挟んだ反対側に
シネマート新宿があります。
その上のフロアの上映室にはいってみると、
あまり大きくない映写室。そうか、声が届かないといけないんですね。
お客さんはあまり多くは有りません。まあ、午前中の回でしたから。
昔子どもだった人が多いなー。と思いながら上映開始です。
弁士の佐々木さんは私の高校時代の先輩です。
学生時代には直接の面識は有りませんでしたが、
高校のイベントが東京であり、その時に初めてお目にかかりました。
いやあ、いろいろな声色が出せるんですね。画面を見ずに声を聞くだけで
誰のセリフなのかしっかりと分かるのです。すごい。
音楽もその場で演奏されるので、臨場感はたっぷりです。
なんとなく、聞いたことの有る音楽をアレンジして、雰囲気を盛り立てます。
シナリオについて話をすることは割愛しますが、非常に楽しい時間を過ごすことが出来ました。
昔のコメディ。しかも、無声ですから、あまり多くの情報を絵に載せることは出来ませんし、
多分、理解が追いつきません。
話の筋をじっくりと見て、ちょっとした仕草について笑う。
最近の映画やテレビではなかなか目にすることの出来ないタイプの映画であり、
興味深く見せてもらいました。
娘に聞くと、とてもおもしろかった。
とのことです。
海外のしかも南北戦争という、(アメリカ的にはメジャーな出来事ですが、)日本では
マイナーなテーマ。
しかも、昔のお話ということで楽しんでくれるか心配だったのですが、
どうも杞憂だったようです。
まあ、SLのシーンが多く出てくることもあるのでしょうが。
と、映画そのものを見てきたのですが、上演は「渋い」ですね。
でも、おじいちゃんと孫。とか、通なお父さんと子ども
などで見に行くには面白いかもしれません。
娘もまた見たがっていましたからね。
お母さんには少しハードルが高いのかもしれませんが
(そもそも興味を持ちませんし・・・)
4月も同じような会が有ります。
まあ、今回は小津安二郎と溝口健二という、渋い選択ですが、
夏休みにはきっとまた子供向けの上映をしてくれると信じています。
フライヤーは院内待合室においてありますので、ご希望の方がおりましたら
ご自由にお持ち帰り下さい。