わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

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気温

もうとびひの時期がやってきました(2020年3月)

え?もう?と思われるかもしれません。

私もそう思っているのですが、どうもとびひの時期がやってきたようです。

 

春のとびひの一番の原因と考えられるのは実は洋服。なのです。

日毎に暖かくはなってきているのですが、その内実は毎日暖かい日と寒い日の繰り返しです。

本当に交互にやってくるかのような印象があります。

 

問題になるのは当然暖かい日。

先日の冷たい日と同じ洋服を着たまま、その翌日に温かい日に同じような洋服で

行動すると、体温が高くなり、汗を沢山かいてしまいます。

そのためにとびひができるのです。

 

対応はシンプルにまず外に出てその日の気温を確認すること。

そして天気予報を確認することです。

その日の気温に応じてこまめに洋服を脱ぎきさせることが、

一番の対応にもなるのです。

 

あと、余裕があれば帰宅後にシャワーをしてあげるといいかもしれません。

一緒に花粉も取れますからね。

 

洋服の枚数調整とシャワーが予防になります。

毎日、気温を確認する習慣をつけるといいかもしれませんね。

最低気温が10度以下になったらしもやけに注意を

しましょう。

 

今年の冬もしもやけの子が受診してきました。

まだ数は少ないですけどね。

 

しもやけの原因は寒さです。

しかし、気をつけてほしいのは寒くなりすぎると逆に発生は減ります。

実は最も多いのは気温0度から10度位までの時なんです。

 

理由については色々と言われていますが、多分血管に問題があるのでしょうと考えられています。

寒くなったら縮まなければいけない血管がそのままのサイズである。

そのために余計な血流が流れるためにしもやけができる。

と考えられています。

逆に気温が0度以下になってしまうと、今度は水が氷になってしまい、いわゆる凍傷になって血流が途絶えてしまいますんので、

赤くなるどころの騒ぎではなくなってしまうんですね。

 

なので、これからがしもやけの季節になります。

靴はきちんと冬用の通気性の弱いものに変えていますか?

除湿暖房という選択肢

実はこの天気の時のエアコンの使い方が難しかったりするんですよね。

 

気温は20度以下。しかし、雨が降っていてジメジメしている。

そんな天気な今日このごろです。

まあ、梅雨の前半戦では往々にして存在する気象条件ですよね。

 

エアコン、どうしましょ。

となるのも当然です。

特に湿度のコントロールが重要です。

結構、こんな天気からとびひが出てくるんですよね。

 

そういうときにはどうするか。

まずは除湿。そして体感温度が下がるので加温。

本当は除湿暖房ができるのが一番いいんですけどね。

空気中の水分を取るだけの除湿機が一番良かったんですが、そうそう転がっていませんからね。

 

除湿して、気温を上げる。

もしくは一枚着込む。

この時期にはそのように対応してあげたほうが良いでしょうね。

 

 

暖かくなるからアトピーが悪くなる?

春です。随分日も高くなり、温度も上がってきました。

そして、湿疹も悪くなった子も沢山来院されます。

春の季節の変わり目には湿疹が悪くなる。

とよく言われますが、どうしてでしょうか?

 

印象論には成るのですが、どうも温度は関係しているようです。

というのも、気温が一気に上がると、その後しばらくしてから受診する患者さんが増えるのです。

でも、夏の用に温度が上がり汗をかいて悪くしているわけではない。

となると、むしろ温度により変化する何かが悪さをしているように見えます。

 

温度により変化し、乾燥に影響するものといえば、湿度です。

考えてみると、湿度とは温度により、影響を受ける数値です。

気温により変化する飽和水蒸気量に対する、現在の水蒸気量を以って湿度の計算をするわけですから。

つまり、晴れた、水蒸気量そのものが変わらない空気の温度が上がると、

逆に湿度が下がるという状況になるのです。

そのために湿度の下がった空気の影響をうけて皮膚の乾燥も悪くなる。

という考えが成立するのです。

 

暖かくなったら乾燥に注意。

なんとなく違和感を感じますが、それもまた事実です。

まだ、加湿器をしまい込むのは早いかもしれませんよ・・・

 

最高気温が30度を超えたら汗疹が増えた?

皮膚とは人間の体の一番外にあるもの。

そのため、環境の影響を強く受けるものです。

なので、環境の変化により、皮膚の症状も現れるのです。

今回はそんなお話です。

 

開業して2年目になりました。

昨年の様子はあまり良く覚えていませんが、今年の汗疹は先週から一気に出てきたようです。

どうも、気温が30度を超えると出てくるようですね・・・

 

どうしても今までの気温の状況に併せて生活を組み立てるために、

ある日突然、一気に気温が変化すると体の方がついてきてくれないようです。

 

25度を超えた時には一時的にとびひが増えました。

しかし、その後ぱったりと出なくなりました。

多分これは洋服のせいなのでしょう。

春の厚着に夏の天気。そのために大汗をかいてトビヒを作ってしまったのでしょう。

でも、最近の暑さが続くことで薄着にしたり、シャワーをしたりとその環境に併せてスキンケアを変えた。

そのためにとびひがでなくなったと考えます。

 

今回の汗疹についても同様かもしれません。

今週来週くらいは多いかな。

でも、しっかりとエアコンを使うようになれば少し減るかな。

と考えています。

 

 

あと、一つ思い出しました。

汗疹のピークは8月下旬でした。

みんな帰省後に汗疹を作ってきた印象があります。

そういえば、お話を聞いたら、みんな里帰りしてエアコンを使っていなかったそうな。

 

しもやけ警報発令中

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冬も深くなり、毎年恒例の「雪に注意」がマスコミから出てきました。

今日の夜から明日の朝までどうも雪が降るようです。

時期を考えると地面の温度は十分に下がっていないので、

積もることは無いかと思いますが。

 

但し、気温はかなり下がっています。最高気温で10度以下、最低気温が0度くらいになりました。

実際の温度を考えると、早朝から朝にかけては5度以下といったところでしょうか。

 

そして、明日は雨。

ということは、結構な確率でしもやけになる子どもが出てくるでしょう。

要注意です。

 

さて、しもやけの対策ですが、まず、予防です。

暖かい靴を用意すること。可能ならスキー場などに行けるくらいしっかりとした防寒の靴を使いましょう。

同様にしっかりとした手袋や耳あても用意してあげてください。

靴下も忘れずに準備してください。

なお、靴下は替えを必ず持たせてください。

登校時に濡れたらすぐに。濡れなくても汗をかきますから昼休みか放課後に変えるようにお話しましょう。

 

帰宅したらすぐに暖かいお風呂に入れてください。無理でも足浴はさせたほうがよいでしょう。

床暖房やこたつもしっかりと準備してください。

室内でも暖かく乾燥した靴下を履き、スリッパや室内ブーツを履かせることで十分に予防ができます。

こたつもよいでしょう。

くれぐれも裸足でフローリングの床を歩かせないでくださいね。

また、温度の下がる時間帯にでは特に不要不急の外出は取りやめたほうが良さそうです。

 

残念ながらしもやけになってしまった場合、痒くなることが有ります。

保温に気をつけることも大事です。また、痒みにはステロイドの塗り薬も有効です。

 

ここまですれば、しもやけはしっかりと予防できます。

頑張って。