毛虫の季節がやってきたんでしょうかねえ?
今回は毛虫の話です。
毛虫による皮膚炎というのがあります。毛虫の毛が皮膚に刺さり、アレルギー反応を起こすわけですね。
ちなみにこの皮膚炎を起こす毛虫は蛹にも成虫になった蛾にもその毒針があるのですが、
数からいうと毛虫の毛の数がダントツで多いのです。
その毛虫皮膚炎の患者さんを目にするようになりましたというお話です。
毛虫皮膚炎は年に2回春と秋に発生します。
問題はシーズンごとに発生量が大きく変わること。
つまり、患者さんが多く受診するシーズンと全然受診しないシーズンがあるのです。
今年の春は全然受診しないシーズンでした。
秋はどうなるのかというとまだまだ読めないのです。
ただ患者さんが来ましたよというお話。
しかし、この時期は帰省先で発症して帰って来る方も多いので東京で発生しているかというと
そこがまだわからないんですけどねえ…
ただ、毛虫皮膚炎の特徴として、
特に体の一部に密集し、その集中部分から離れるに従って徐々に密度が下がってくる。
そしてとてもかゆい。
そんな発疹を見たときには毛虫からの皮膚炎を疑ったほうが良いのです。
これから増えてくるかもしれませんので要注意ですね。