わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

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毒蛾皮膚炎

毛虫の季節がやってきました?(2024年8月)

毛虫の季節がやってきたんでしょうかねえ?

 

今回は毛虫の話です。

 

毛虫による皮膚炎というのがあります。毛虫の毛が皮膚に刺さり、アレルギー反応を起こすわけですね。

ちなみにこの皮膚炎を起こす毛虫は蛹にも成虫になった蛾にもその毒針があるのですが、

数からいうと毛虫の毛の数がダントツで多いのです。

その毛虫皮膚炎の患者さんを目にするようになりましたというお話です。

 

毛虫皮膚炎は年に2回春と秋に発生します。

問題はシーズンごとに発生量が大きく変わること。

つまり、患者さんが多く受診するシーズンと全然受診しないシーズンがあるのです。

今年の春は全然受診しないシーズンでした。

秋はどうなるのかというとまだまだ読めないのです。

ただ患者さんが来ましたよというお話。

しかし、この時期は帰省先で発症して帰って来る方も多いので東京で発生しているかというと

そこがまだわからないんですけどねえ…

 

ただ、毛虫皮膚炎の特徴として、

特に体の一部に密集し、その集中部分から離れるに従って徐々に密度が下がってくる。

そしてとてもかゆい。

そんな発疹を見たときには毛虫からの皮膚炎を疑ったほうが良いのです。

これから増えてくるかもしれませんので要注意ですね。

春の毛虫の季節の到来です

また今年の春も毛虫の季節がやってきました。

 

とうとうチャドクガと思われる虫刺されの患者さんが来院されました。

実際に「黒い毛虫」を確認されていますし、刺されたところの分布も

特徴的ですので、確定でしょう。

 

昨年の春はとても患者さんが多かったのですが、今年は遅い印象があります。

このまま患者さんが少ない状況で落ち着いてくれると嬉しいのですが・・・

 

毛虫に注意。

もしも虫を見かなくてもパラパラと分布する小さな赤くて痒い発疹を見つけた場合は

早めに皮膚科受診を考えてくださいね。

秋のチャドクガが出てきました(2019年9月)

秋ですね。

チャドクガの季節がやってきたようです。

 

本日経験した方ですが、

サザンカの葉の裏に多数の毛虫が存在しており、

その処理を行っている最中に腕に毛虫の湿疹を受けました。

話を聞いていると、どうもチャドクガの若齢幼虫から受傷したみたいです。

 

今年の春のチャドクガは非常に少なかった印象がありますが、

もしかすると今年の秋は大量に発生する可能性がありますね。

 

チャドクガには注意を払ったほうが良さそうです。

練馬区公園管理者に連絡しました(立野公園:イラガ)(2019年8月)

先の記事の続きのお話になります。

 

流石に2週連続して毛虫の被害がありましたので、

練馬区の公園管理者に連絡をいたしました。

「イラガですか・・・」

と特に驚くような様子も有りませんでしたので、

すでに連絡が入っている可能性があります。

 

いずれ駆除などの対応がなされるかともいますが、

対応されるまでは毛虫のいそうな場所には近づかないようにしたほうが良さそうです。

 

続報ありましたらまたブログに掲載をしていきたいと思います。

毛虫発生:練馬区立野公園 2例目(2019年8月)

先日も毛虫による症状を訴える患者さんが受診されました。

 

発生場所:練馬区立野公園

原因毛虫:イラガ の可能性が非常に高い

 

この子も先の子と同じように、痛みだけがを刺された瞬間から出現しました。

これはチャドクガなどの他の種類の毛虫皮膚炎には見られず、

イラガにのみ特有の所見です。

また目撃状況も「緑色のとげとげした虫」とのことでしたので、

一致するかと思われます。

 

話によると水場の近辺に大量に発生してるようです。

立野公園を利用される方はご注意ください。

 

庭仕事の時には毛虫に注意して(2016年9月)

先日井の頭公園で毛虫が発生している事を書きましたが、

それ以外にも普通に近所の生け垣や庭木にも毛虫の発生が見られるようです。

 

最近多いのが庭仕事をしていて毛虫に刺されるパターンです。

と言っても他の虫と異なり、「毛虫」はその場所に居ないことが多いんですね。

つまり、毛だけ残っていて刺されるパターンが多いのが特徴です。

 

ある日を境に一気に身体中に出現する。

特に一部の場所に集中して出現する。

なんて時には要注意です。

 

心配であれば一度受診してみてくださいね。

怪しいかそうでないかは見ればある程度判断できますし、

当然痒みに対して治療を開始することもできますからね。

 

秋のチャドクガによる湿疹が出てきました

いや、本当に話を聞いていると先週末からなのですが、

チャドクガよる虫刺されの湿疹が多く出てきたようです。

卵が孵化したのかな?

 

一般に毛虫皮膚炎とも呼ばれますが、チャドクガ及びその幼虫の毛を原因とする

湿疹は春と秋の一時期に集中して発生します。

その理由はチャドクガの生態にあります。

チャドクガの卵が孵化するのは早春と晩夏です。

特に今年は秋が早く来ているので例年よりも少し早い可能性があります。

 

チャドクガの幼虫は1齢、2齢くらいまでは固まって生活し、

34齢の大きな毛虫になると、それぞれ分散して生活をおくるようになります。

そのため、チャドクガによる症状も幼虫の年齢とともに変化します。

小さな幼虫がたくさんいる中で刺された場合には

密度の濃い湿疹が集中して体の一部に発生します。

逆に大きな幼虫になると、

広い範囲にバラけた形で症状が出るようです。

 

もうしばらくは毒蛾皮膚炎または毛虫皮膚炎に注意したほうが良さそうです。

茶色いシミを見たら要注意。ですよ。

 

毒蛾皮膚炎(毛虫皮膚炎)は伝染する?

毒蛾皮膚炎(毛虫皮膚炎)ですが、先週末から更に患者さんが増えて来ました。

 

どうもチャドクガの幼虫が老齢となり、単独行動を始めだしたようです。

そろそろ成虫になるので、患者さんの数は減るかと思いますが、まだ注意が必要な状態です。

 

チャドクガの患者さんを診察しているうちに、どうも私にも伝染ったようです。

首に2箇所、左に1箇所湿疹ができました。

いまはだいぶ落ち着きましたが。やはり痒みはかなり強いようです。

 

さて、チャドクガの湿疹はなぜ伝染するのか?それが原因がトゲだからです。

チャドクガの毛にた沢山のトゲ(毒針)が密集しています。

特に、毛虫がびっくりした時には沢山のトゲが体から外に撒き散らされます。

そのトゲが皮膚にささり、トゲの表面のタンパク質に対し抗原抗体反応が生じたために

いわゆる湿疹が出来上がるのです。

 

そのトゲは体に刺さった後も、ちょっとしたきっかけで再度皮膚から外れ、コロコロと転がってしまい、

また別のところに刺さるのです。

また、トゲが他の人にも伝染ることになります。

 

同様に洗濯物にもトゲのみが風で飛んできて、刺さってしまう。

それを着た人に湿疹ができてしまうということもあるのです。

 

別の芋虫のように、死んでしまえば毒がなくなるわけではなく、毛虫の死体のトゲにも

湿疹の反応を起こす力は残っているので、要注意です。

特に毛虫を駆除するときには皮膚を出さないようにくれぐれも注意してくださいね。

・・・・・・防護服?

ハチ用はありますが、毛虫用は見たことないですね・・・・・・

 

毛虫、流行っています(毒蛾皮膚炎についての注意喚起)

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今週に入ってから毛虫が原因とかんがえられる湿疹が増加して来ました。

庭仕事をしたその日から翌日にかけて、強いかゆみを伴う湿疹がでてきた場合、

原因は毛虫であることが多いです。

 

放っておいても落ち着くまで時間がかかりますので、

早めに受診して下さい。

 

毛虫の詳しい話についてはまた今度。

今回は注意喚起のご報告です。