さて、今回は雪が降った当日のお話です。
具体的には雪かきの方法についてお話を進めましょう。
雪かきの進め方と言っても優先順位をつけて雪かきを行うだけです。
でも、見ているとその優先順位の付け方がうまくいかないようですね。
雪国に住んでいる人間にとり、雪かきは大事なものです。
家の前の雪かきをしていないと、近所の迷惑になり、トラブルになることもあります。
昨年は雪の捨て方で口論になり、殺人事件が起きたことも有るくらいですからね・・・
雪かきの最優先事項は何か?
まず、目の前の道をヒトがスムーズに歩くことが出来るかです。
当然そのヒトには自分や家族も加わります。
ですので、最初にやるべきことは、人ひとり通ることが出来る道を開けることです。
当然玄関から雪を取り除いていくわけですが、
まず、目の前の道路の、歩道があればその真中、
なければ歩行者が通る場所の雪を除けて行きます。
幅は最初は10cm位で構いません。
すでに人が踏み固めた後があれば、その部分の雪をかいていけばよいでしょう。
なお、隣がすでに雪かきをしていれば、その道につなげるようにするのは当然のことです。
さて、道が1本できました。単線で頼りない道ですが、まずはそれで十分です。
次のポイントは2つあります。
まずひとつは行き違いが出来る部分をところどころに作ること。
数メートル置きで構いませんので、行き違いが出来るように20cm四方のスペースを
開けていきます。
もう一つは排水口を見つけること。
先日確認して、あたりを付けた部分を探しましょう。
この部分の雪を除いておくことが後々役に立ちます。
次に行うポイントは道の複線化です。
除雪してできた道の幅を広げても構いませんし、
隣にもう1本道を作っても構いません。
隣家を確認し、わだちがどのようにできているかも確認しながら道をつくります。
一般のお家であれば、それで十分です。
ただ、ウチのようなところでは更に道幅を広げることも必要です。
お店の前の雪かきが最低限しかされていないのは印象悪いですよね。
最後に雪の捨て方です。
雪の重さと体積は結構なものになります。
雪かきで出た雪は可能であれば、排水口から捨ててしまうのが一番です。
でも。排水口に雪を入れ過ぎると、排水が流れなくなり、
逆流して排水口からあふれる可能性があります。
排水口に雪を捨てる際はお気をつけ下さい。
私は雪かきにはお湯を使うことはありませんが、
排水口が詰まりそうなときだけはお湯を使うようにしています。
排水口に捨てきれないような場合には、どこかにまとめて置いていき、
山を作りますが、これも、気をつけるポイントが有ります。
まず、動線を邪魔しないこと。歩行者の邪魔をしてはいけませんよね。
次いで、水の流れを邪魔しないこと。
排水ができないと、一体が水浸しになります。
意外に重要なポイントです。
さて、次は車道の雪かきと、水対策の話をしましょう。