(アザにも色々ありまして・・・)
この質問、時々聞かれることがあります。
検診の時に相談すれば良いのか。ということですね。
結論から言いましょう。
極力早く連れてきてくださいね。
可能であればウチに来て欲しいところです。
周囲の先生との摩擦も有るのであまり強く主張することができませんが、
アザについては検診だけでは不十分な事が多いのです。
というのもいくつかの理由があります。
まずひとつは検診の先生のスキルの問題。
アザの診断自体は難しくないのですが、
治療法に着いての知識には先生毎に大きな差があります。
皮膚科で専門の先生と遜色ないレベルの先生もいれば、
数十年前のお話をまだしているのね。という先生もいます。
こればっかりはなんとも言えないのです。
あざの治療はレーザーの導入により大きく変わりましたが、
導入当初と近年ではその状況や副作用の出方も大きく変わっています。
そのために適応状況も変化しているのです。
検診の先生の知識のレベルがどの年代のものなのか?
それによりお話の内容が変わってしまう可能性があるのです。
もう一つは時間の問題。
検診ですから短い時間に多くの赤ちゃんを診察しなければいけません。
どうしてもアザを見つけてもそのお話は短時間で切り上げることになってしまいます。
したがって、十分な説明を受けられない可能性もあります。
疑問を持ってもそれを質問することができず、
もやもやしたまま帰ってしまう。
そして、治療のタイミングを逃してしまう。
というのも問題なんですね。
アザの症状が気になる場合は検診まで待たずに、
早めに皮膚科を受診し、どうすれば良いのか相談をしたほうが良いでしょう。