わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

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梅雨

アトピー性皮膚炎が落ち着いてくる気候だった(2019年7月)

先月末から今月にかけて、小さな子のアトピー性皮膚炎は

軒並み改善を見せています。

この現象、昨年までには見たことがありませんでした。

・・・ということは、今年のこのうっとおしい天候が

湿疹を抑え込む要因になっているような印象があります。

 

小さな子のアトピー性皮膚炎は気象に関連する病気です。

その中でも特に湿度に依存する傾向があります。

湿度の下がる冬には明らかに患者さんの数が増え、

症状が強くなる傾向があります。

では、逆に湿度が極端に高くなったら?

そうですね。乾燥が改善するために

アトピー性皮膚炎の症状がよくなってくる。

ということが理論的に考えることができます。

 

実際、ここ数週間の平均湿度は100%近辺をウロウロするという

例年以上に高い傾向がありました。

そのために湿疹もきっと落ち着いてきたのです。

 

ということで非常にいい季節になっていたんだなと。

 

 

残念ながら年長児には改善傾向が少なかったようです。

多分年齢が上がってくると乾燥のために湿疹ができるというよりも

汗やホコリなどの刺激が原因になっているからなのでしょう。

むう。

 

除湿暖房という選択肢

実はこの天気の時のエアコンの使い方が難しかったりするんですよね。

 

気温は20度以下。しかし、雨が降っていてジメジメしている。

そんな天気な今日このごろです。

まあ、梅雨の前半戦では往々にして存在する気象条件ですよね。

 

エアコン、どうしましょ。

となるのも当然です。

特に湿度のコントロールが重要です。

結構、こんな天気からとびひが出てくるんですよね。

 

そういうときにはどうするか。

まずは除湿。そして体感温度が下がるので加温。

本当は除湿暖房ができるのが一番いいんですけどね。

空気中の水分を取るだけの除湿機が一番良かったんですが、そうそう転がっていませんからね。

 

除湿して、気温を上げる。

もしくは一枚着込む。

この時期にはそのように対応してあげたほうが良いでしょうね。