あたりまえだけどなかなかできない 仕事のルール
著:浜口直太
医者という職業について、私の友達が言っていた冗談があります。
「職業の前に”お”がついて、終わりに”様”が付く職業は”お医者様”と”お代官様”しかいないよね。」
お代官様はもういませんよ・・・
どうも、偉そうということを言いたかったみたいです。
たしかに、偉そうですもんね。でも、現在はそうも行っていられません。
医師といえど、会社の中の一員としての働きを求められることもあるのです。
さて、仕事を進める上で必要なことは多岐に渡ります。
その中のすべてを個別に教えることは不可能です。
そのエッセンスを上手にまとめた本があればと思っていたのですが、調度良い本が見つかったので読んでみました。
書いてある内容は基本的なものばかりです。
しかし、「何故」「どうして」までしっかりと記載されています。
なんとなく済ませていたこと、なあなあで終わっていたこともこれからしっかりしなければいけないと思えるお話です。
そろそろ年度末です。
新入社員は卒業式から入社式までの間にぜひ読んでおきたい本ですね。
もちろん研修医になる前にも読んでおくべき本です。
私も、研修医になる前に、この本を読んでおけばよかったと思いました。
医療の世界は特殊であることは理解しています。しかし、その前に人間が作った社会の中の組織であることは同じです。
きっと、沢山のことを読みとることが出来るでしょう。