先日、夕方の買い物の時に、家族からカレーの要望が出ました。
今からかぁ・・・
が、正直な気持ち。
作るのはカンタンですが、作りたてはあまり美味しくない。
煮込む時間もないし・・・。
カレーの裏ワザは、TVで様々なものが紹介されていますが、正直なところ、インスタントコーヒーを入れようが、チョコを入れようが、ケチャップを入れようが、美味しくなったと思ったことがありません。
う〜ん・・・
とりあえず作り始めましたが、我が家は子供カレーと大人カレーを2種類つくるので、意外と面倒くさく、時間もかかります。
子供の分は取り分けりゃいいじゃん、とおっしゃる方がいるのですが、なにしろ我が家のカレー消費量はスゴイのです。
大人カレーだけで、5皿分のカレールーが2箱必要。
なぜなら、家族全員がカレー大好きで、おかわりは当たり前、上の子は、子供カレーの他に大人カレーを夕食で食べ、翌日はお弁当に持っていきます。
大人は、当然翌日の朝食もカレーをがっつり。
どこのイチローですか・・
という状況なのです。
加えて、下の子はアンパンマンのカレールーが大好きで、丸呑みグセがあるため、噛まないといけない硬さで、なおかつほどほどの大きさに野菜を切り刻まないといけません。
かくして、豚肉600g、挽肉100g、ニンジン2.5本、タマネギ4個、ジャガイモ6個という量のカレーを作ることになったのです。
子供用の野菜は7〜8ミリ角に刻みます。
そこで、全部鍋に放り込み、野菜だしを入れて煮込み始めるまで、一時間弱。
はあ、後は足りない野菜分を補うのに、蒸しナスのポン酢和えを作って終わり。
というところで、なんかいい裏ワザないかな〜と、スマホをいじると・・
『一晩寝かせたカレーになる方法』
出てきました。
半信半疑ながら、氷水で一度冷やす、という方法を試してみることに。
なぜこれを選んだかというと、理由が理論的?だったから。
サイトによれば、カレーを作る時に、食材から水分が抜けるそうです。そこで、出来上がったカレーを氷水につけてを冷やすと、今度は逆に食材が水分を吸いこみ、食材の味わいが深みを増すのだそうな。
理系のせいか、コクがでるとか、深みが出るからといった感覚的なことは、気のせいじゃん?と思ってしまう所があります。
医療の世界にも、プラセボ効果、という、立派な名前をつけた気のせいもありますし。
なにはともあれ、カレールーを投入し、溶けたジャガイモが好きなパパと、硬いジャガイモが好きな娘の為に、2回に分けて時間差でジャガイモを投入したあと、冷やしてみることに。
ここで、大問題。
大量のカレーを作る為、我が家はいつもズンドウ鍋でなみなみ作るのですが、こんなものを冷やせる容器がない。
う〜ん。
仕方ありません。
本当に一晩寝かせる分と、裏ワザ分とに分けて、半分の量を片手鍋に移し、大量の氷水をいれた深めのフライパンにドボン。
15分位で、充分冷えました。
それをまたコンロで、熱々に。
結論。
美味しくなった!
信じられませんが、美味しくなりました。
一晩寝かせたカレーの味かどうかは分かりません。
でも、明らかに作りたての時にあるカドがとれ、丸味のある味に変わってました!
すご〜い!
たっぷり食べたあと、残してある作りたてカレーをたべたら、やっぱり作りたての味。
この裏ワザは、本当に美味しくなりました。
ちなみに、残った分の裏ワザカレーを、作りたてカレーに加え、翌日の朝食べたら・・
美味でした〜。2.5日目のカレーですね。
機会があれば、皆様も試してみて下さいね。