今日は水いぼ取りのお話です。
水いぼ取り、いやですよね。
本人もいや。家族もいや。実は取る医療者側も結構いやだったりします。
今回はそのいやな水いぼ取りを頑張ってもらうためのテクニックです。
対象年齢は2歳から5歳程度です。
特に男の子。
女の子はしっかりと因果を問いて上げれば暴れずに水いぼ取りに協力してくれますが、
男の子ではそうも行きません。どうしても暴れてしまいます。
では、どうすればよいか。
わかりやすいようにたとえ話を使うといいのです。
使うキーワードは「虫」です。
子どもは虫は好きですが、異様な形をしている虫は嫌いです。
そこがポイント。
水いぼの中には白い虫が居る。
その虫が寝ている時に起きて動きだして、子どもを作って新しい水いぼを作る。
というように教えてあげます。
どうでしょう。なんとなくその虫に対する嫌悪感が出てきますよね。
そして、クリニックで1個水いぼをつまみ(大きなものがよい)
中の白い塊を本人に見せます。
そして、ヒトコト。
「動いてる?」
と聞くのです。
そうすると結構な割合で「動いている」というので、
もう一度上でしたお話をするのです。
最後にもう一度聞きます。
頑張る?
と。
このテクニックを使うことで
みんな、頑張って水いぼ取りに来てくれますよ。
家で、水いぼを取りに行きたくないと泣いている子どもがいたら試してみても良いかもしれませんよ。