だいぶ水も冷たくなりました。
洗い物をする時に水からお湯に変えた方も多いかと思います。
そして、手荒れが悪くなった方も多いのではないでしょうか。
最近、手荒れの患者さんが来院することが多くなりました。
当然、時期ですから当たり前です。
中には以前に他の病院を受診された方もいらっしゃいます。
その時に気になることが一つあります。
意外に皆さん、保湿剤を処方されていないんですね。
また、意外に皆さん保湿剤を使っていないんです。
手荒れの対策はまずは保湿です。
ついで、湿疹に対する治療を行います。
この優先順位を間違えては行けないのです。
手荒れから湿疹になる理由ですが、
まず、乾燥により、皮膚に小さなキズが出来ます。
そのキズから様々な成分が体内に入り、アレルギーとしての反応を起こし、
湿疹を作るのです。
大雑把に考えると、かぶれの一種なのです。
それに、乾燥による皮膚の割れが加わった状態です。
ですので、対処はまず、皮膚をしっかりと作ることです。
ステロイドを処方されることが非常に多いのですが、
この薬はあくまでも炎症を抑えるだけ。
皮膚をしっかりと作るには自然にできるのを待つしかないのです。
ステロイドはその部分には効果ありません。
ですので、皮膚がしっかりと作られるまで保湿剤を使い、皮膚を守る必要があります。
なので、まず、保湿。
これをいかにしっかりと行うかがとにかく大切になるのです。
大事、大事。