新型コロナの感染者、なかなか減りません・・・
現在当院では老健施設入居者に対する往診を行っております。
しかし昨今のこの社会情勢の中、感染症伝播のリスクもあり、
現在は往診にての診察は最低限となっております。
クラスターが出ても怖いですからねえ・・・
なので、患者さんを診察したい/させたいとしてもできる数が限られてしまう。
そんな問題に悩んでいました。
そこで、今年に入ってからZOOMを使用して診察を行うこととしました。
当院と施設を直接ネットワークで画像データを送ってしまおうというわけですね。
すでに数回、延べ数十名に実施をしています。
結論。
当初予想していた以上にしっかりと診察できます。
まず診察診断はしっかりとできるかの問題。
微妙にわかりにくいところもありますが、診断は問題なく可能である。
少なくとも感染症なのか湿疹なのかの判断は問題なし。
しかし、一部画像のあらさ、ピントのあわなさが気になりますね。
治療については診断がしっかりとできているのであれば問題なく進められます。
効果の判断もある程度はできるようです。
現状では最初の診察から全て遠隔診療で行うことはあまりやりたくはないですね。
最初の診察、治療開始は肉眼で確認したいところです。
対して2回目以降の効果確認及び治療薬の選択は遠隔でも問題はなさそうです。
特に減薬、休薬の判断は遠隔で全く問題ありませんでした。
移動にかかるコストや柔軟性を考えると今後も老健施設に対する遠隔診療は
進んでいくような気がしますね。
必要な患者さんのみ往診もしくはクリニックに来ていただき、
落ち着いている患者さんは遠隔で診察を行っていく。
という流れが進んでいくことになりそうです。
なお、当院では新規老健施設に対する遠隔診療もお受けしております。
詳しいお話が聞きたい場合は問い合わせより連絡をお願いいたします。
また、個人に対する遠隔診療も外来通院との組み合わせになりますが、行っております。
料金授受などのためにZOOMではなく別のシステムを使用しますので、詳細については外来受診時に受付スタッフにご確認ください。案内させていただきます。
ここ2年で医療システムもずいぶん様変わりしてきました。
最新の技術もうまく使っていきながら、よりよい医療を提供していきたいと考えています。