春になって増えてくるもの、それは感染症。
今回はウイルス感染症であるイボの治療のお話です。
治療の前にまず話しておくべきことは何でしょうか?
それは運動会の日程。
早いところではそろそろ運動会の準備が始まります。
その準備とイボの治療は相性が悪いことが分かっています。
イボの治療は液体窒素で焼くこと。
それにより、痛みが出てきます。
また氷やけどになりますので、水ぶくれ・水疱になることが有るのですが、
そのリスクは運動量が多いほど高くなります。
なので、運動会の練習が始まると水疱になるリスクが高くなるということです。
また、その水疱は時間が立つと破れる可能性があるのですが、
そのリスクもまた、運動量に比例します。
なので、運動会の練習が始まると破れるリスクが高くなるということです。
更に、水疱が破れたあとは、一皮むけたビランになりますよね。
これも運動すればそれだけ痛いということ。
なので、運動会の練習が始まると痛みが強くなります。
特に裸足で運動会の練習をしている子の足の裏にイボが出来ると、
治療をしてしまうと逆に大変な事になってしまいます。
したがって、運動会前のイボの治療については
なにもしない時のイボの痛み。
それと、
治療を行った時の水疱・ビランのリスク。
を天秤にかけて治療を行う必要があり、結構難しい判断を迫られることが有るのです。
どこかで一時中断をする可能性があるのですが、
一時中断するとその中断期間にイボが再度拡大することも有るので、
中途半端に治療をするくらいなら、最初から運動会の後まで待ったほうが良い。
そんな事態も起こりうるのです。
なので、最初に言ってほしいんですね。運動会が5月に行われる学校に通っている人は申告をお願いします。