さて、今度は「子」やけどの治し方についてです。
・・・え、「小」の間違いでしょ?いえいえ、それは前回お話をしたので、
今回は子どものやけどについてお話をしたいと思います。
子どものやけどと大人のやけどそのものには大きな違いはありません。
でも、子どもには独特なところがあります。
まず、こちらのいうことを聞いてくれないこと。
親御さんはいうことを聞いてくれるのですが、肝心の本人は
やけどのそんざいなど、どこ吹く風です。
したがって、どんな生活習慣にも耐えられる治療法を選ぶ必要があります。
また、痛みには我慢できないので、処置中、自宅では極力痛みを伴わない治療を選ぶ必要があります。
逆に子どもであることが有利に働くこともあります。
やけどの傷が早く治ることです。
若いって、いいねぇ・・・と思いながら治療していますよ。
さて、痛くない治療法ですが、来れば断然シートの方が良いです。
昔ながらのガーゼと塗り薬だと、ガーゼが傷口にガッチリとくっついてしまい、
剥がす時に痛くなってしまいます。
シートを剥がすほうが痛みは少ないのです。
また、交換の頻度はシートの方が少なくて住みますし、
周りに「つゆ」(浸出液といいます)が漏れることも少ないです。
当然ニオイも少ないです。
子どもがやけどになった時には
ぜひ近くのシート治療(閉鎖療法、密封療法、湿潤療法などともいいます)を行っている
医療機関を探してみてくださいね。
もちろん、当院でも治療を行っていますよ。