どうも巷では人食いバクテリアが結構ニュースになっているようですが、
現在外来には例年以上に細菌感染症の患者さんが受診をされています。
皮膚科でよく見る細菌感染症としては
子供では、とびひや爪囲炎など。
大人では爪囲炎や蜂窩織炎、毛包炎などでしょうか。
今年は特に大人での細菌感染症特に蜂窩織炎を多く確認します。
なぜなんでしょうねえ?
そのあたりについては今後はっきりしてくるとは思いますが。
抗生剤の効きが悪いということはあまりなく、例年とそこは変わりは無いかと思いますが。
ただ、注意すべきは細菌感染は最悪の場合、どんどん拡大することが有るということです。
人食いバクテリアもとい壊死性筋膜炎ではそこそこの確率で致命的になることもあります。
もちろん最初は小さな感染から始まるんですよね。
例えば水虫のジュクジュクからだったり、虫刺されからだったり。
ただそれが治療の遅れ、不適切な対応で一気に拡大する。
ということになるわけです。
痛い、熱を持っている、腫れている
というようなときにはお早めに受診をして、しっかりと抗生剤を飲み始める。
そして完全に症状が落ち着くまでは飲み続ける。
ということをきちんと行う必要があるようです。
ということで、今年の夏は感染症に注意です。