先日、家族で散歩をしていた時の話です。
進行方向から大きな犬を連れて歩いているおじさんがやっていくるのが見えました。
いつも通勤の時に見知っているおじさんです。
すると、娘が慌てて言いました。
「大きな犬が来た時には、親指を隠さなきゃいけないんだよ」
・・・?
あれ、なにか違う。
確か、自分が子供だった時にも親指を隠すことは有りました。
でも、犬だっけ・・・?
妻も同じように怪訝な顔をしています。
ということで家に帰ってから調べてみました。
この親指隠しは昔から伝わるおまじないのようです。
対象は霊柩車。一部には救急車も含むようですね。
では、何故親指を隠す必要があるのか?
これは、「親の死に目に会えなくなるから」「親が不幸にあうから」
ということみたいです。
親指=親
というわけですね。
じゃあじゃあ、霊柩車が出現する前はどうだったのかというと、
「葬列」が通り過ぎるまでずっと
ということだったようです。
時が変われば同じものでも少しずつ変わっていくのですね。
・・・霊柩車を見た時に同じことをしようと思ったのは一体誰だったのでしょう?
もう一つ。我が娘が大きな犬を見た時にどうして親指を隠すようになったのか。
だれを介して情報が曲がって伝わってきたのか。
そちらも結構興味深いものがあります。