というケースを複数経験したので、簡単に解説します。
日焼けとりんご病。実は合併して出ることがありまして。
特にりんご病の顔や手足の発疹の出現のきっかけになるのは
陽に当たることだったりします。
(なお、ストレスや寝不足も同様に原因になるのですが、
今回の話の趣旨とは変わるので割愛します)
ではひやけとりんご病の発疹の出方はどのように違うのか?
まず顔から
・日焼けの主体である、鼻の頭、おでこにはりんご病では症状はでない。
・下顎、口の周りにもりんご病の症状は出ない。
・日焼けするときは唇もがさがさになるが、りんご病ではきれい。
次に体の方も
・首の後ろにはりんご病では症状が出ない。
腕についても同様に
・日焼けはベッタリとした赤み。りんご病は網状の赤み。
・りんご病では手の甲に赤みが出ることはあまりない。
ですね。
理由としては日焼けは露光部に照射量に比例して症状が出るのに対して
りんご病は出る部位が決まっていること、特に腕足では網状に出ること
の違いがあります。
りんご病の赤みがなぜ出現するのかはわかっていませんが、
ウイルスが壊れたあとの欠片によるアレルギーと考えられています。
そのため血管の位置に合わせて症状が出てくる可能性があります。
確かにどちらも日にあたったあとに症状が出るのが特徴ですが、
日焼けとりんご病の発疹は細かく見ていくと少し違うことがわかるかと思います。
ただ、パット見ではわかりにくいかもしれませんね。
もしもどちらかわからなくて気になる方は一度皮膚科にご相談ください。